幸福の先への後語り

えっちなゲームが好きなおたくの戯言

【2019】上半期えっちげーむランキングBEST10

さて、今年ももう残すところ半分もなくなったということで、2019年度上半期えっちげーむランキングを作ってみました。上半期にプレイした新作は丁度40本と、正直予想していたよりも多かったので集計している時に驚きましたね。去年に比べるとかなり増えました。

 

まあ今年はなるべく多くの新作に触れようと思っていたので、きちんと意識できているみたいで嬉しいです。真っ白な状態で思いがけない名作に出会った時の感動は何物にも代えがたいですからね、とにかく好きそうと思った作品は購入しました。しかしそれでも“ああ、買えばよかったな”と思う作品もあったりしたので、やはりまだまだ修行が足りません。

 

また、ほぼ勢いで買った作品も少なくなく、“話にはあまり期待できなそうだけど、絵が可愛いからいいか”くらいの理由で買った作品なんかもありました。そんな作品がプレイしてみると実はめちゃめちゃ面白かったりするから困ります。

 

上半期を代表するにふさわしい作品や、有名ブランドの新作など、漏れもたくさんありますが、まあ発表していきます。

ちなみに迷いましたが、移植版は含めないことにしました。移植版を含めるのであれば、今回のランキング1位はデモンベインになりますね。Harmoniaなんかも素晴らしい出来で、なぜ今までやらなかったのかと多少の後悔すらありました。

 

 

第10位

ソーサレス*アライヴ! ~the World's End Fallen Star~ 」 (2019年1月25日発売)

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体験版をプレイした段階ではテキスト、お話に不安を覚え購入を避けようかとも思いましたが、「ユーミ・オーリエト」のキャラクターデザインがかなり私好みだったので購入しました。なのでユーミちゃんが可愛ければいいやくらいの気持ちで臨んだのですが...予想以上にハマってしまいましたね。

 

第二幕が始まってからの引き込まれ具合は中々のもので、これまではキャラクターばかり見ていたのに、お話を読み進める事に夢中になっている自分がいた。次々と発生する異常とそれに大きく関わる世界の仕組み、どんな結末を迎えるのか、純粋に楽しんでいたんですよね。

 

正直、終盤に関してはそんなに好きではないのですが、悪くない終わり方だったかなと思います。早く「彼女」のFDを出してほしい...。

 

 

第9位

「缶詰少女ノ終末世界」(2019年4月26日発売)

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自由なテキストに翻弄され、徐々に徐々に世界の謎に迫っていくあの感じ、たまりません。まあメインのお話に関しては不満もあったりして、幕を閉じた時はぽかーんとしてしまいました。

 

でもそれだけじゃ終わらなかったんです。あの後の演出及び会話の素晴らしさといったら...。主人公を想い、守り続けた彼女の姿が目に焼き付いて離れません。元々、良いなと思っていたキャラクターでしたが、最後のアレで完全に好きになりましたね。


確かに彼女は自分のやりたいこと、見たい景色のために頑張っていたのですが、本当にどのヒロインよりも輝いていた。作品としての面白さよりも、あのキャラクターに出会えた事が何よりの喜びです。


──生み出してくれてありがとう。

 

 

第8位

魔法戦士エメロードナイツ -絆を紡ぐ女神たち- 」

(2019年06月28日発売)

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正直なところここまで楽しめるとは考えていませんでした。その実用性の高さから途中まではシーンにばかり夢中だった私だが、終盤はすっかり燃えげーまーになっていた。

 

イクシードでも大活躍だったキールくん。またしても彼の徹底した勝ちっぷりに見惚れてしまった。不足な事態が起きても焦らず冷静に、尚且つ楽しんで対処し、確実に女を堕としにいく。しかもそれが面白いほど上手くいき、ヒロインは笑みがこぼれるほど惨めな姿になるものだからたまらない。彼主導のシーンはすべてが爽快感に満ち溢れていました。

 

この作品を一言で表すと「ご褒美」だったかなと思う。キールの役回りといい、マリエラといい、とにかくイクシード陣営の会話が過去作をプレイした身としては嬉しいものばかりでした。

 

ただ、この作品というよりはこのシリーズの作品は基本的に過去作とのリンクがあり、故に初見だと話にイマイチ入り込めないし、楽しむことは難しいでしょう。そこがネックではありますが、逆に過去作をプレイしていれば最高に楽しめる作品ですね。

 

 

第7位

「さくら、もゆ。 -as the Night's, Reincarnation- 」

(2019年1月31日発売)

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延期に延期を重ねた本作、その結果はというと...。

関係性を大切に描かれた少し複雑で素敵な作品でした。

 

まあくどさが目立ってしまい、せっかく綺麗な話なのに勿体無いなと感じる場面もちらほらありましたが、良かったのは間違いないです。作中では「夜の世界」という場所に主人公たちが迷い込んでいたが、私は私で「さくら、もゆ。の世界」に入り浸っていたよう。

 

中でも千和ちゃんの話は素晴らしくて、このお話単体で評価するなら1位になってしまうかもしれません。それほど素敵でたくさん泣いてしまったお話でした。彼の思いの丈が話を丸ごと使って描かれており、だからこそこんなにも胸に響いたのでしょう。終わった後は常に彼の名前が脳裏にチラついてました。

 

 

第6位

「金色ラブリッチェ -Golden Time-」(2019年2月22日発売)

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発表から発売までの流れが非常にスムーズだったのが好印象。気付いたら発売したような、そんな感覚でした。それでいて内容も面白く、ボリュームも十分という。ただ、アペンドの話は短く、本編のメインヒロインの話に期待していたりするとやや不満に感じるかもしれません。しかしまあアペンドなのでこんなものかと。

 

本編ではサブキャラだったミナ、絢華がメインに昇格ということで、発表された時は嬉しかった。何かと主人公の世話を焼きたがるミナちゃんと、ツン成分が高めな分、デレた時の破壊力が凄まじい絢華。この娘達の√がほしいと何度思ったことか。

 

また、この二つの√に加え、前作の理亜√とは別の結末を迎える新たな理亜√が用意され、単にイチャイチャして終わるFDという感じではなかった。新理亜√は強引なところこそあったものの、本編と分けて考えるとまあアリなんじゃないかと思います。私としてはこの物語を読むことが出来てよかったかなと。

 

 

第5位
「グリザイア:ファントムトリガー 5.5&6」(2019年4月26日発売)

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主人公の過去編とか面白くないわけないとは思っていたが、いやぁ良かったです。迷宮を彷彿とさせるようなシナリオ構成は勿論、単純にアオイというキャラクターが実に私好みでした。

 

アオイがは戦闘狂ということで派手にやってくれました。戦闘ましましといった感じで今までそこに不満を抱いていた私としてはとても楽しく読めましたね。ハルトはこの戦闘スタイルを真似たのかと、ところどころ繋がるものがあったのも良かったです。

 

ようやく動き出したという感じで今は早く続きが見たくて仕方ない。ハルトは最終的にどういった答えを出すのか、また他のヒロインはどう話に関わってくるのか。楽しみすぎる…。

 

 

第4位

夢現Re:Master」(2019年6月13日発売)

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ゲーム制作に関するお話ということで、まあ期待しないわけがなかったです。やはり身近な題材の作品は興味をそそる。実際、話も理解しやすかったし、何より共感できるポイントが多い。加えてマニアック過ぎないソフトなパロディもあったりして、日常会話では何かと拾えるものがありました。

 

この作品共通パートがとても長いので、その辺は楽しめた層と、楽しめなかった層に別れるだろうなと思います。私は比較的楽しく読んでいたのだが、やはり少し冗長に感じる場面もあって、こんなに尺が必要だったかと考えてしまう時もあった。しかしまあ、そういったところも含めて日常なのだということで落ち着きました。

 

また、共通パートだけでなく、個別パートもしっかりとしたボリュームだから凄い。それも単にヒロイン同士をくっつけるのでなく、それぞれにきちんと物語がある。その物語が面白いか面白くないかは別として、“ああ丁寧に作ってあるな”と思いましたね。

 

好きだったキャラクターの√がいまいちだったのでショックでしたが、さき√なんかはとても楽しく読めたなと。最終的には嫌いなキャラクターはいなかったし、最後の全員集合の一枚絵の素敵さと言ったらもう...実に綺麗な作品でした。

 

 

第3位

「月の彼方で逢いましょう」(2019年6月28日発売)

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tone work'sさんやってくれましたね...またもや素晴らしい人生の物語を提供してくれました。メインだけでなく、サブヒロインの√もそれなりに面白かったですね。特に妥協だけは…しないようにしてきたんだけどな」と言う35歳独身女性。いや、たまらない。これだよ、こういう女を待ってました。

 

メインで良かったのはうぐいす√と雨音√で、うぐいす√では、展開こそ予想できたのに目を潤ませてしまいました。事実自体もそうなのですが、ここぞという場面でフラッシュバックさせてくるものだからずるい。

 

また、雨音√はもうお話が私の好みとかち合い過ぎて大変なことになってましたね、彼女の意志の強さに胸を撃ち抜かれました。終盤はずっと涙を流していた記憶があります。彼女には本当に心からの祝福を贈りたいですね。

 

 

第2位

「絆きらめく恋いろは -椿恋歌- 」(2019年1月25日発売)

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まあこれは...趣味ですね。お話自体はそうでもないし、ボリュームもそんなにない。ならどうしてこんなに順位が高くなってしまったのかというと、キャラクターの動かし方が素晴らしかったからなんですよね。

 

私が本編で好きだったサブキャラクター二人をあんなにも良い役回りでしかも大活躍させてくれるなんて...嬉しさのあまりやっている時は変な汗が出てました。え、こんな私狙いの内容だなんて、夢じゃないのか...と。

 

特に都子さんは...もう何もかもが素晴らしかった。前作では最強の敵として立ちはだかった彼女が本作で味方となり、無双する。こういった展開が大好きであり、画面にかじりつくように彼女の剣技に見入っていました。

 

本当に好きな作品でした、またこういう自分好みのFDに巡り合いたいものです。

 

 

 

第1位

「アオナツライン」 (2019年3月29日発売)

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今振り返ってみると多少青臭さやら恥ずかしさというものを感じますが、プレイ時はその空気に触れ、素敵な青春物語として堪能していました。夏という季節、海岸近くの学校、男女のグループ、エトセトラエトセトラ…。青春の空気感を作り上げる全てが序盤から揃っていたんですよね、もうすぐ引き込まれました。

 

そしてただ雰囲気が良いだけではなく、純粋で不器用な物語の数々も勿論良かった。特に海希√なんかは涙を誘う場面が集中しており、まあ泣きました。彼らのこれまでの積み重ね、心情を考えると泣かずにはいられなかったんですよね...。

 

全√が終わった後の演出も乙なもので、綺麗に幕を閉じたと思います。またラストに流れる「Blue,Summertime Blue.」が読後にピッタリで、ついつい余韻に浸ってしまう。読後何日か経ってもずっと聴いてました。

 

夏を思い出す作品がまた一つ増えたことを嬉しく思います。またいつの日か読み直してみたいものです。

 

 

 

さて、ということで上半期えっちげーむランキングBest10はこれにて終了です。いやぁ、軽く振り返ってみても面白い作品が多かったことがわかります。惜しくもランクインできなかった作品の事や、この作品のこの√がよかったなど、まだまだ書き足りないことだらけですが、この辺にしておきたいと思います。

 

下半期もこの調子で面白い作品をどんどん出していってほしいですね!!!