幸福の先への後語り

えっちなゲームが好きなおたくの戯言

九月の新作とか

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情けないことにこないだ二、三年振りに風邪を引きました。風邪の原因は、急激な気温変化によるものだと思うのですが(断じて不規則な生活をしているからではない...)、何というか、なかなかしんどかったです。

何がしんどいってゲームが出来ないところなんですよね。幼い頃から全く変わってなくて、親に申し訳なさすらありますが、やっぱりやりたいんですよ...ゲーム。まあそんなに熱もなかったのでちょこちょこやってたんですけど、やっぱりそんなに長くはやっていられなくて、内容もあんまり頭に入ってこないのでやめました。むしろ早く治した方がいいなと。

 

何か早く治す方法ないかなと考えていたら思い浮かんだんですよね、とあるシーンが。それはパルフェのカトレア√の話。

風邪を引いてフラフラになったカトレアに仁は何を飲ませたか、そう卵酒です。卵酒って実際どんなものなのか知らなかったので、作り方を調べました。なるほど、砂糖と卵と日本酒を使うのか、簡単そうでいいなと、そんな風に油断していたもんだから失敗してしまったんでしょうね。

卵をかき混ぜ、沸騰する手前まで温めた日本酒を入れ再度かき混ぜてたらハイ、完成。トロトロ卵酒の出来上がりのはずだったのに...出来上がったものは卵焼きのなりそこないと熱燗でした。日本酒を卵に入れる時、一気に入れちゃったんですよね。急激に温められた卵は凝固してしまったわけです。泣きながら飲みました。

結局、卵酒の効果はよくわかりませんでしたし、やっぱり風邪の時はビタミンCをたくさんとって寝るのが良さそうです。

 

というわけで今月もやってまいりました新作について語るコーナー。

今月は七本購入したのですが、ほぼほぼシナリオに期待している作品はなかったため、正直可愛くてえっちだったらいいかなくらいの感じでした。しかしながらダークホース、シルキーズプラスさんがやってくれました。素敵なサプライズをありがとう。こういった喜びがあるから新作買いはやめられません。

 

「淫蹂の号砲 」

主人公【ディルク=ベルンシュタイン】率いる部隊が装置の暴走で異世界へ。文化、時代の違いに一瞬驚きつつもすぐに頭を切り替え、異世界の蹂躙を目的に行動していく。あまりのテンポの良さに笑ってしまいました。

しかしながらその計画はなかなか凝っていて、ただ武力を行使するのではない。慣れない世界を掌握するために、情報収集を怠らない。そしてそのために女どもに近づくのが良かったですね。

一時的な快楽のためではないというのがこの作品のミソ。あくまで異世界を蹂躙するために女たちを陵辱し、情報を得る。この作品の目指すところがきっちりとしていて、読んでいて面白かったです。

個人的に隠しキャラ?でいい感じに生意気で弱い女がいたのが嬉しかったですね。あと水責めがあったのもグッドです。

 

魔法戦士エクストラステージ3 ~引き裂かれた女神たち~」

本作ではシンフォニックナイツのヒロイン、シンフォニックリリーとシンフォニックシュガーが登場するということでどちらも結構好きな私としては密かに楽しみにしていました。

まあFDの的な立ち位置だし、そんなに凝った内容ではないだろうとは思っていたのだが、やっぱりもう少しプラスで何か懐かしい要素なんかを詰め込んでくれると嬉しかったです。

話の部分は残念な出来でしたが、この作品で目を向けるやはりシーンでしょう。これは本作にのみいえることではないですが、昔に比べると塗りの技術が格段に向上しています。となると同時に妖艶さも増していくわけで、あの塗りで陵辱されていく彼女達は...魅力的でした。

好きだったシチュエーションは民間人を盾に、民間人にリリーを犯させるやつですね、笑みが零れました。

 

異世界娘発情中 ~俺のアレをハムハムしまくり!?~」

癒しを求めて異世界に向かったのに魔王の生まれ変わりだの、故に狙われているだの雲行きが怪しい話がどんどん出てきたが、結果的に何もなく主人公の思い通りに進んでいったのでホッとしました。ただ、同時に面白い点も少なかったのが残念。

この作品、面白いのが魔王にならないENDの方がしっくりくる、あるいは読後感の良いものが多いんですよ。始めから魔王としての魅力なんてものは描く気がなかったのかもしれないです。魔王という設定を使った方が面白くなりそうなのに、一般人のままの方が面白いという中々不思議な作品でした。

シーンもワンパターンで、触手とスライムさんが過労死してしまいそうでした。えっちでもないのだ悲しい。

 

「 千の刃濤、桃花染の皇姫 -花あかり-」

12人ものヒロインが攻略できるのに加え、それぞれのヒロインに対応した余談も豊富に揃っているため、全体としてのボリュームは十分。ただ、それ故に個々のエピソードが短いものばかりだったので、特定のヒロインが熱狂的に好きな方なんかは不満が残るのではないかなと。

しかし短い時間の中でそれなりに幸せの風景が描かれているし、本編で仲の良かったヒロイン同士の絡みを再び見ることができたので満足です。本編の後日談ということで、盛り上がる場面こそなかったですが、戦が終わってようやく手にした平和を噛み締めている場面も多数存在したので、読んでいて気分は良かったですね。

でもまあ、これが三年振りの新作だと思うと、なんだか悲しい気持ちになります。ソシャゲが憎い...。

 

スタディ§ステディ」

変にシナリオに凝ったりせず、終始甘々な日常を描いてくれたのが私としては嬉しかった。ライターさんがノリノリでしょうもないシリアスを入れてきたりしたら目も当てられない。というか1√くらいはそんなシナリオがあるかなと思っていたので、そんなことはなくて安心しました。

また、甘々な関係になるまでの過程も自然で、共通√で互いをよく知るためのエピソードを挟みつつ、個別√に入ったらデートや相手を意識する場面などを経て告白までもっていく。そしてこの告白がとても良くて、どのヒロインも手紙を通じて自分の気持ちを伝えるというのが素敵。手紙を用いることでこれまでの流れがより一層、丁寧に思えてきます。

付き合った後は基本的にえっちシーンが多くの割合を占めていて、起伏はないかもしれない。彼女と彼が望んだ幸せこそがあのシーンなのだと思うと、なんだか落ち着きました。そしてこのえっちシーンが凄まじいんですよね、塗りの暴力というか、とにかくてかてかえちえちでした。

茉衣ちゃん√のとあるエピソードがかなり好きで、終わった後、即ケーキ屋に行ってモンブランを食べました。モンブランなんて三年ぶりくらいに食べました。

 

「同じクラスのアイドルさん。Around me is full by a celebrity.」

Sonoraさん二作目となる本作。前作「僕の未来は、恋と課金と。」とは話こそ関係ないが舞台設定が同じで、「カフスト」や「ミミ」といった懐かしい言葉を目にすることができる。本当にチラッと出てくるだけですが、こういったちょっとしたファンサービスが嬉しかったりします。トラウマも蘇りましたが。

アイドルとして熱心な練習を積み重ねていく...ような話ではなくて、あくまでアイドルはきっかけみたいな話が多く見られました。なのであんまり楽しめなかったですが、問題はそこじゃなかったんですよね、つまらないことに加えて不快感を抱くエピソードを入れてきたら、それはもう絶望ですよ。

まあ意味がないこともなかったんですけど、やっぱり雑すぎるかなと。でもサブで何も期待していなかったかなえちゃんがとっても可愛かったのでそこはよかったです。

 

「きまぐれテンプテーション」

美少女悪魔ことアンネリーゼとの甘々共同生活。そんな内容だと思っていただけに開幕早々探索パートが始まった時は驚きました。そして話も全然甘々ではなく、むしろ謎解きがメインで甘々なのは日々の掛け合いやシーンの時くらい。

元々アンネちゃんが可愛ければいいかなくらいの理由で購入したのもあって、これは嬉しい誤算でした。しかも捜査していく物語であるから先が気になって止まらない。少し読み疲れた時に丁度アンネちゃんが癒しを提供してくれるなど、緩急のつけ方も見事だったなと思います。

真相が気になって仕方ない場合はシーンが煩わしく感じることもあるかもしれませんが、そこはアンネちゃんの可愛さに負けてあげましょう。

ぎこちない関係であった二人が、お互いを理解し、信頼し、やがて二人で一緒に居ることに幸せを覚える。捜査を通じて二人で過ごしてきた時間こそが彼らにとって一番大切なものであり、それがこの作品の一番の魅力だと私は思います。それを際立たせるという意味でも、最後の選択肢には感謝してもし切れないです。

 

 

総合するとイマイチな月でしたが、良い作品もあったので安心しました。今月も良い作品に巡り合えることを切に願います。