幸福の先への後語り

えっちなゲームが好きなおたくの戯言

十二月の新作とか

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十二月が来てしまいました。うわーん、今年もついに終わってしまいます。(><)

クリスマスやら大晦日やら色々なイベントがある月でしたが、個人的なものとして自分の誕生日なんかもありました。

自分の誕生日だからといって特に何もしないのが常でしたが今年は違うんだと、そう思ってちょっと高いお肉を買って家に帰りました。今思えば普通にお店に行った方が良かったです。

 

ぺたぺた叩いて塩コショウして、焼く工程に移る時にふとフランベなる調理法がこの世には存在することを思い出しました。よくわからないし怖かったのですが、何より憧れの方が強かったのでやってみようと。

肉をある程度焼いて、ここだというタイミングで結構多めにラム酒をかけました。すると見事に火柱が立って、「うおおお」という私の歓声と共に「リリリリリン」と...。午後11時くらいでしたね。

もうパニックになってしまって、近所迷惑だわ火災報知機のボタンを押すのに手間どるわ、お肉は焦げるわで最悪の誕生日になってしまいました。あ、でもお肉はおいしかったです。

来年はおとなしくレストランに行こうと思います。

 

はい、ということで無駄話も済んだのでそろそろ十二月の新作についてお話していきたいと思います。

十二月は今年最後ということで10本購入しました。発売日が二十日だったので果たして年内に全部クリアすることができるのか不安でしたが、なんとかやり遂げましたね。

所感としてはまあ年末だけあって出来が良い作品が多かったです。中には今年1,2を争うくらい面白い作品もあって、とても充実した月だったなと。

 

「 SugarKiss!」

会社での出会い、年上の女性との付き合いということでちょっぴり大人な、でも甘々な恋愛模様を見させていただきました。初えっちの時の「いいじゃん、私たちもう大人なんだから楽しもうよ」という言葉が頭に残り続けています。なんてえっちなんだ...!!

この作品はヒロインが一人のため、やはりそのヒロインがハマるかどうかがかなり重要になってきます。年上美人でサバサバしてて、でも付き合い始めるとべたべた絡んでくる。そんな可愛い可愛い雪さんがハマったのであれば、もうこれ以上の事なんてないでしょう。元々の攻め気な性格を生かして積極的に行為を要求してくるのがたまらない。

雪さんの容姿惹かれて購入を決意したのだけあって、それなりの満たされました。掛け合いも大人ならではのものがあったりして思った以上に良い作品でした。

 

アイコトバ

七年ぶりに再会した妹と仲を深め恋人になっていく物語で、正直もっとふわふわとした内容だったと思っていましたが、ヒロインの良い所が出ている素敵な作品でしたね。

7年振りにお兄ちゃんと再会して、もう好き好きモード全開な卯月ちゃん。兄のことを想って夜な夜な一人で自分を慰めたり、隣で兄がシャワーを浴びている時にこれまた一人でしちゃったり。実にけしからん女の子。兄を起こす時の誘い方なんか露骨だし、よくお兄ちゃんは我慢できたなと。

そんな彼女を受け入れるか我慢するかでお話が二つに分かれていくのですが、これが本当に良かったです。主人公の良い悪いを重視する方なんかにはお勧めできませんが、個人的にかなり好きなお話があったりしました。卯月ちゃんほんと好き...。

 

「神聖昂燐アルカナルージュ ~白濁と触手に穢されし魔法少女たち~」

こんなちびっ子たちが変身して戦う?おいおい大丈夫なのかというのが初見の印象。まあ全然大丈夫ではなくて、BAD√を歩んでいるわけでもないのぽこぽこ犯される。その時の彼女達の情けなさと言ったら…。唯一大人である主人公も的に利用され、ヒロイン達を犯すために道具にされるなど、本当に主人公なのか、教師なのか疑いたくなりましたね。

まあストーリーはさておきシーンはどうかなというとこちらもイマイチで、どの子も小さいくせに反応が鈍いんですよね、まるで興奮しない。ただ、ヴィオレちゃんだけは素敵な反応を見せてくれました。ただ涙を流しながら弱弱しい反応を見せ続ける彼女だけは...本物だった。

 

「自爆カノジョ ~彼女は隠れて身悶える~」

こんなタイトルしていたらどうしたって気になってしまいますよね。加えてヒロインの容姿御抜群に可愛いときたら、これはもうやるしか選択肢がない。いつどこでどんな風に、どういった過程で自爆するのか、始めはそればっかりが気になっていました。

しかし読んでるうちに掛け合いだったり、彼女が主人公の事を好きになったきっかけだったりに目が向くようようになり、最終的には普通の恋愛物として楽しんでいましたね。

基本的にヒロインの亜沙ちゃんがリードしながら物語は進行していきますが、主人公もただ受け身なだけでなく、ここぞという場面でさらっとカッコいいことを言ってくる。そしてそれを聞いた彼女はちょっぴり微笑む…だけじゃなくて部屋で阿鼻叫喚。足をバタバタさせて悶えまくる。その光景がまた非常に可愛かったです。

物足りなさもありますが、これからの彼女達の未来にはきっと幸せしか待っていないのでしょう。

 

「喫茶ステラと死神の蝶」

喫茶と死神とはこれまた珍しい組み合わせ。どのような話が待ち受けているのか気になりながらプレイしていたわけだが、なるほど死神はそうやって絡んでくるのかと。序盤でありながら話が大きく動きだして心が躍りました。入り方としてはなかなか良かったのではないでしょうか。

共通√ではあまり繁盛していない「喫茶ステラ」を盛り上げるべく様々なヒロインが続々と登場する。ここで良いなと思ったのは既にヒロイン達が働いているのではなく、だんだんと従業員が増えていく点。色々なタイプのヒロインを呼び込むことで店が活気付いていくのは勿論、従業員同士が徐々に仲良くなっていく光景も見ることができるのが非常に良い。

初めの頃は年齢も境遇もバラバラで何となくぎこちなかったヒロイン同士がやがて女子会を開くようになったり、主人公及び男に対して壁を作っていたヒロインが心を許すようになり二人で飲みにいったり。そして、こうした人間関係の構築が丁寧だったからこそ、個別√に入る時に自然だったのでしょう。

個別はまあそこそこという感じで、話は栞那√、キャラは希が好きでした。

 

「SaDistic BlooD」

TRUE以外はほぼBAD ENDで、それらはヒロインがただ殺されるだけでなくきちんとお仕置きにかけられる。そのお仕置きがどれも見るに堪えないくらい残虐なもので、中には思わず顔をしかめてしまうものも。個人的にギロチンの仕掛けが好きでしたね。

最後の最後でようやく面白そうな設定が出てくるがサラッと終わる。まあ本作で一番描きたかったのはシーンの数々なのかなと。読んでいて面白さはあまりなかったですが、楽しさは確かに存在して、それをしっかりと享受できた私としては悪くない一作だったかなと。

 

「あにまる☆ぱにっく」

開幕早々にクリスタルの欠片を集める、変身するなどといった魔法少女ものではよく見かける設定が盛り込まれてきて、「あれ?これ案外おもしろくなりそうじゃないか!?」と思わせる。変身シーンのアニメーションもわりと凝っているので驚き。

話はまあしんどくて、しかも個々のボリュームはしっかりとあるのが辛い。加えて主人公の頭も空っぽときた。もう絶望ですよ。

ただ、絶望していたからこそ好きな話がとことん輝いて見えた。姉妹愛溢れる彼女のお話こそがこの作品における最大の見所でしょう。

 

「 あざスミ -あざとくてスミに置けない彼女-」

タイトルはあざらしそふとさんとSMEEさんがかけてあるということらしく、値段もかなり安いので購入しました。

いやもう驚きましたね。コンパクトな内容ではあるものの、欲しい要素はしっかりと詰まっていて、満足度はかなり高かったです。特にヒロインの心情について読み取ることができるという意味で視点の切り替えが実に見事だったなと。本当に、もう少しこの作品に触れていたかった…。

 

殻ノ少女《FULL VOICE HD SIZE EDITION》」

こちらはリメイク作品。実はInnocent Greyは今までやったことがなくて、こうやってやる機会が巡ってきたのは嬉しかったですね。

めこそその雰囲気からもっと静かでゆったりとした物語が紡がれていくのだろうと思っていました。しかしながら読んでみると全然違った。起きてしまった出来事はさらっと語られてはいるものの、それに関連した人々の反応及び行動はどれも本気であり、胸にガツンと来る。

また、捜査パートが個人的にかなり好きで、攻略に詰まり、画面の前で悶々とする時間がありましたが実に楽しかった。登場人物達と共に操作しパズルがハマった時の感覚を分かち合う、これがたまらないんですよね。

終わり方はやっぱり寂しさこそ残るけど、そこには確かな希望があって、実にスッキリとした幕切れをしていたと思います。次作、虚ノ少女の方も近いうちにプレイしたいです。

 

「 MUSICUS!」

OVERDRIVEが贈るロックンロールADV最終作である本作。あの瀬戸口さんも参加されている作品ということで発売前からたくさんの期待を寄せられていた。CFの件なんかがわかりやすい。中には今年一番楽しみにしていた作品だという方もいるのではないだろうか、かくいう私も非常に楽しみにしていました。

いつ手元にくるのか、どんなシナリオ、音楽、キャラクター達が待っているのか。もうずっとそわそわしていた。面白いかどうかの不安なんてない、ただひたすらプレイしたい欲求に塗れて待ち続けていたのだ。

結果から言うと…非常におもしろかった。

この作品について語り始めるとネタバレなしではいられないので...未プレイの方はぜひやってみてほしいです。

 

 

最後の最後に化け物みたいに面白い作品が来て良い一年だったのと、ほっと一息。ランキングにするのが楽しみですね。年内までに間に合うように頑張ります。