どこにも行けないし、誰とも遊ぶことができない。そんな多くの人が不満を抱く自粛期間ですが私は凄く楽しんで過ごしていました。
自粛期間中に私が何をしていたか、それは...ランスシリーズを1からやっていました。今年のどこかでやるとは思っていましたが、まさかこんなに早く機会が巡ってくるとは。超有名シリーズなので緊張...はしませんでした、もう毎度毎度ワクワクしながらやってましたね。
戦国はプレイ済みだったので飛ばそうかなぁとも考えていたのですが、過去作を知っていたらどういった感想を抱くのだろうか気になり、結局しっかりプレイしてしまいました。見える世界が全然違ったのでやって本当に良かったですね。よく戦国から始めるといいと言い出す輩がいますが絶対、発売順にやった方がいいです。
ランスシリーズについては後で総括ブログ的なものを書きたいですね。
てな感じで幸せな時間を過ごしていたわけですが、そろそろ本題の新作の話をしましょう。四月の新作は10本購入しました。今月は当たりでしたね、なんだかホッとしました。まあ10本も買えば微妙な作品も出てきますが、注目作はどれも良かったかなと。
「夢現Re:After」
ニエ魔女発売からしばらくが経過した後の彼女達の様子が見られるということでまずは喜びを感じた。自分が好きだった作品のファンディスクが出る、それがファンにとってどれだけ嬉しいことか。それは作中でも触れられていました。にしてもファンディスクの中でファンディスクを作る工程を見させられるとは…まったくゲーム制作モノらしい。
嬉しかったのは相変わらずさきさんがかっこよかった点。悲しかったのは相変わらずななちゃんの話がゴミだった点。以上です。
「電子処女が現れた! コマンド!?」
突如、画面の向こうから出てきた美少女との同棲生活。拗らせオタクな私からしたら喉から手が出るほど羨ましい。しかもその姿は他人からは視認されず、かと言って幽霊ではないので食事だってできるし、肌を重ねることも、孕ませることも出来るという男の夢が詰まったような設定。
極めつけはえっちシーン。主人公自身も電子空間に入って二人きりで楽しむ。邪魔者なんて絶対に入ることのない聖域が完成していました。
夢のような女の子と夢のような時間を過ごし、それはこれからも壊れたりしない。無駄なシリアス要素や不快要素なんて一切見当たらない終始、主人公にもユーザーにも優しい作品でした。
「白詰指輪 ~四つ娘の花嫁 俺、全員選びました~」
四人とも性格が全然違うので、何かと揉めるシーンも多い。けれど揉める理由は主人公にあって、みんな主人公のことが大好きなんだというのがよく伝わってくる。性格から髪色、趣味まで全部違うのに誰かを想う気持ちだけは同じ。それがちょっぴり素敵でした。
物語自体は単調なものでしたが、性格によって気持ちの伝え方に個人差が出ているのがわりと好きだったかなと。ただ、ヒロインが過去について語る場面で、これだけは譲れないみたいな過去回想があればもっとヒロインの気持ちの強さを感じることができたのかなぁ~。
「 アマカノ2」
三人ということで案外早く終わってしまうかなと思いきや、一人一人に十分以上の尺が与えられていて、読後はとてつもない満足感に包まれました。そして、その満足感は当然、尺があるという理由だけで生まれたものではなかったわけで...。
単に可愛いヒロインとのいちゃいちゃらぶらぶを描くのではなく、それぞれのヒロインの内面に重点を置き、その変化を丁寧に描いてくれたのが本当に嬉しい。そしてその変化には勿論、主人公が関わっているということで、恋愛物語としての質も上がっていた。
特に結灯ちゃんはキャラ的にも話的にも刺さりまくりでした。新作でこれだけぞっこんしちゃうヒロインも珍しいかも。
「シルヴァリオ ラグナロク」
シルヴァリオシリーズ第三作目…やっと来たかと!発売する日をずっと待ち望んでいました。最近のlightは色々あってDiesなんかは大打撃を受けていた。だから、もしかしたらシルヴァリオもストップしてしまうのではないかと心配していたが杞憂に終わったみたいでよかったです。
本作はトリニティから一年後の世界ということで、わりと過去作との関わりも深そうだなと思っていたら...ファンサービスが激しいのなんのって。正直、物語自体は安っぽく感じてしまったのですが、過去作との絡み方があまりにも好き過ぎたので評価爆上げでした。
特にジェイスくん、シリーズのファンなら彼の活躍を見てシビれないわけがない。”あの人”が背中を押してくれないわけねぇだろう!!!
「 メガスキ! ~彼女と僕の眼鏡事情~ 星野優羽姫編」
恐らくヒロインに嫌悪感を抱く人はそんなにいないと思うが、主人公に嫌悪感を抱く人は相当いそうだなと。というか好きになる人はまずいないでしょう。どうせなら拗らせ厨二病キャラが良かった。
次の作品がどうなるかはわからないが、次こそは純粋な眼鏡ヒロインを用意してほしいなと思う。貸した眼鏡をかけるだけ。そんなのは真の眼鏡ヒロインではない。
「流星ペンデュラムハート」
銀河の彼方からやってきた美少女刑事との出会い、共に戦っていく。作風から凌辱ものっぽさを感じたりもするが、そういったシーンはごくわずかであり、変身モノと言うよりは特撮モノらしさを感じました。とは言っても熱いシーンはない。これは主人公の配役が大きく関係しているかなと。
基本的に主人公はヒロインの能力強化にのためにη-073(精液)を生成するだけの役割となっている。そのため、戦いに巻き込まれることはあっても活躍することはあまりない。最後は出番をもらっていたがその一枚絵及び立ち絵があるわけでもないので、やはり印象に残りにくい。もっと主人公を光らせてあげればそれなりの面白くなったことでしょう。ただ、ありさちゃんは非常にタイプのヒロインでした。
「9-nine- ゆきいろゆきはなゆきのあと」
一作目をプレイした時は、一気にクリアできないことに歯痒さを感じていたけれど今は違う。作品ごとにヒロインと向き合ってきたからこそ心を揺さぶられたのだなと。
ここに至るまでの三つの枝で絶望と希望をヒロインと共に目にしてきたからこそ、尚更くるものがあったのだと思います。こういった考え方をするとプレイヤーが9人目のアーティファクトユーザーだという実感も芽生えてきて、より一層「9-nine-」という作品を好きになることができました。
あと春風先輩の能力の使い方が素晴らしかったです。前作ではただの強化術で終わってしまい少々残念でしたが、本作でようやく能力の真価が発揮されていましたね。最高!
「空の少女 -美娼女学園1-」
表向きは名門の女子校、だが裏では大がかりな愛人売春組織という中々にそそる女学院が舞台。なので話も愛人好みの娼女に仕上げていく調教がメインとなっていました。どんな酷いプレイが始まるのかと思いきや、終始丁寧なえっちが続いていくから驚きです。こんな事で立派な娼女に成れるというのか、疑問に思いながら読み進めていました。
ついに愛人のおじさんへ出荷される時がやってきて、こちらもウハウハ状態に。優しかった主人公とは対照的な、出来るだけ汚くて乱暴なおじさんの下に届きますようにと願っていたのだが...落胆してしまいました。この作品のメインはあくまで調教を通じて男女の仲を深めることだったわけだ。
なら仕方ないかと気持ちを切り替え、二人はどんなゴールを迎えるのかと温かい目で見守っていたのに…また驚かされることになるとは。しかも予想をはるかに超える珍展開に。こんなの誰が予想できたでしょうか。やばいシリーズの誕生を目にしてしまった気分です。本当にどうなるの...。
「 リアルエロゲシチュエーション!2」
変態だからこそ話ができるし、理解し合う事ができる。それを繰り返すうちに人間関係も深まってきて、やがては友人や恋人といった関係になっていく。それこそが本作の最大の魅力なのかなと私は思います。今まで周りに自分以上の変態がいない故に孤独だった。そんな人たちがやっと仲間を見つけたんだと思うとなんだか感慨深いものがある。
あの喫茶店だってはじめはもっと静かだったはず。でもどんどん変態が加わって賑やかになっていった。無論、その会話の内容はとてつもなく酷いものばかりだけれど、それを誰も悪くは思わない。有珠ルートなんかはその辺の良さが色濃く出ていました。「夜の客はお前らしかいない」と口にしつつも、どこか嬉しそうな有珠さんを見てとても心が和みました。
振り返ってみて思うのはヒロインと主人公の関係だけでなく、ヒロイン同士の会話も用意してくれたのが嬉しかったなと。変態同士で意気投合できる。まさにリアルエロゲシチュエーションでした。
五月の新作はどれもパンチ力がなさそうなので、いつもよりちょっと少なめになってしまいそうですが、あの美少女万華鏡の新作が出るのは楽しみです。あとしゃっふるくんも!