幸福の先への後語り

えっちなゲームが好きなおたくの戯言

【2020】上半期えっちげーむランキングBEST10

f:id:astersaki:20200720012713p:plain

 今年もいよいよ下半期に入ってしまったということで、2020年度の上半期に発売した作品の中から10本選んでランキング(非18禁含む)にしてみました。いや、本当にあっという間に上半期が終わってしまって心底驚いています。

今年は某ウイルスさんのおかげで大混乱ですね。イベント事は勿論の事、人と気軽に会うことすらできなくなったり。家に引きこもる事が増えました。

ただ、家に引きこもる事が増えた分、エロゲをやる時間を多く確保できたのは良かったです。今まで手が出せなかった長編モノなんかも完走することが出来て、エロゲライフ気持ちいいいいっ!な状態でした。体感、例年の1.5倍くらいの時間、エロゲをやっていたのではないかなと。 

そして、それは新作買いについても言えることで、今年は64本の作品に触れることができました。過去作をがんがんやっていたので、それと比べると少なめに見えますがそれでも去年と比べるとかなり増加。まあ中には本当に買う必要があったのか疑問な作品もいくつか存在しましたが...。

今年の傾向として、続きモノの作品が非常に多かったです。面白かった作品の続編と聞けば心躍るのは当たり前なのですが、その一方で完全新作を読みたい気持ちもある。その辺のバランスが新作の生命線だと思っているので、個人的にはよくない傾向なのかなと。実際に「前作をプレイしていないから買わない」という人を多く目にしました。

 

とまあ、あんまりしんみりとした話をしてもアレなので、そろそろランキングの方に移っていきたいと思います。

 

10位 恋する乙女と守護の楯 Re:boot The “SHIELD-9”」(戯画)

f:id:astersaki:20200720002235p:plain

パッケージを空けた瞬間、懐かしさが広がってきましたね。そんな状態でOPを迎えたわけだからまあ泣きそうになっちゃって。Ritaさん歌い方がだいぶ変わったなぁ、でもどっちでも素敵だなぁなんて信者みたいな事を考えながらぼーっと聴き耽っていました。

絵がめちゃめちゃ綺麗になってます。元々の絵も好きだったけど、どちらが好きかと言ったら断然こちら。瀬之本先生の絵の成長っぷりに加え、塗りの技術が確実に進歩していることを感じさせます。

サブヒロインの√が大幅に加筆されており、何となくえっちして終わりだった有里と設子にも救済措置が。敵が小者過ぎるのが引っかかりますが、ヒロインとの絆を深めるという意味ではそれなりによくできていたかなと。今作で初めて有里ちゃんの可愛さに気付きました。

ただ、やっぱり新作出してほしかったですね。勿論、"戯画"ではなく"AXL"で。

無理でしょうけど...。

 

9位 「ATRI -My Dear Moments-」(ANIPLEX.EXE)

f:id:astersaki:20200720002215p:plain

かつて暮らしていた町が海に沈み、今生活している所もやがては沈んでいく。退廃とまではいかないけれど、間違いなく滅びに向かっているであろう世界を見て、一瞬でこの作品に興味が湧いた。加えて、本作のメインヒロインはヒューマノイドだという。これはもうやるしかないだろうと。

まーあアトリちゃんが可愛かったですね。ポンコツな女の子が好きなのでドンピシャでした。

途中不安を覚える場面がいくつかありましたが、最終的には望んでいたモノを提供してくれたように感じます。アペイリアといい、アトリちゃんといい、早く私のとこに来てください。

 

8位 「9-nine- ゆきいろゆきはなゆきのあと」(ぱれっと

f:id:astersaki:20200720002306p:plain

一作目をプレイした時は、一気にクリアできないことに歯痒さを感じていたけれど今は違う。作品ごとにヒロインと向き合ってきたからこそ心を揺さぶられたのだなと。ヒロイン一人一人に愛着を持っていたわけです。

シリーズものならではの嬉しい要素がたくさんあって、故に大きな不満はなかったかなと。まあ某パートなんかは残念な点が多々あるけれど、やっと誰も悲しまず心の底から笑える日が来たのだと思うと自然と頬が緩む。

そして、できることなら私も焼肉に混ぜてほしい…。

 

7位 「美少女万華鏡 -理と迷宮の少女-」(ωstar)

f:id:astersaki:20200720002314p:plain

第一作目の「呪われし伝説の少女」から9年の時を経てようやくやってきた最終話。毎度毎度「蓮華ちゃん可愛いなぁ、何で攻略できないんだろう」と思っていた私としては本作の情報が解禁された時点でもう天にも昇る気持ちでした。

ついに蓮華ちゃんといちゃいちゃできて、えっちなシーンが見られるのだと思うと…興奮しないわけがないです。

物語的には過去作と見比べると下から数えた方が早いかなという感じでしたが、蓮華ちゃんへの愛のおかげで満足感は結構ありました。また、肝心なえっちシーンもとっても質が高かったです。下品な言葉の多さが少し気になりましたが、えっちなのでOKです。

 

6位 「シルヴァリオ ラグナロク(light)

f:id:astersaki:20200720002321p:plain

シルヴァリオシリーズ第三作目…やっと来たかと!

読み終えて思ったのは、話が面白かったというよりは過去作との絡み方が好みだったのかなと。特にジェイスはよくやってくれた。自分も閣下信者であることを思い出してしまった。アドラー万歳!アドラー万歳!

また、「燃え」だけでなく「萌え」が存在したのも大きな評価ポイントの一つなのかなと。ヒロイン達の初々しい反応はたびたび読み手に癒しを与えてくれた。

 

5位 「月の彼方で逢いましょう SweetSummerRainbow 」(tone work's) 

f:id:astersaki:20200720002331p:plain

発売前から親子三人で手を歩くシーンなどが公開されており、今度は恋人だけではない、家族のお話が待っていることを予感させる。そう、わかってはいたのだけれど堪え切れなかったです。また、本作にはSSRアフター編だけでなくSSRスクール編という話も用意されており、そちらも思った以上に出来が良い。

ちょっとした追加シナリオではなく、二人の物語の総仕上げになっていたかなと。雨音ちゃんがいつまでも笑っていられるように主人公にはしっかりと支えていってもらいたいですね。

 

4位 「MECHANICA -うさぎと水星のバラッド-」(Loser/s)

f:id:astersaki:20200720002338p:plain

水星の日本領・ギロチンシティは下品なネオンと酔っ払った半端者の街。
『天蓋』が太陽の熱を遮断するこの場所には、星の光が届くこともない。

『MECHANICA―――うさぎと水星のバラッド』は美しい2Dのマップを探索しながら、
水星に住む人々に『音楽』を聞かせて情報を集め、来たる宇宙の崩壊に備えるゲームです。
外宇宙からやってきた言語学者や、記憶と感情を奪われた大罪人。
同体婚姻主義<ヒュージョニスト>の芋虫や、情熱の強いアバターアーティスト。
あなたは刺激的な未来の人々との出会いを楽しむでしょう。

 この作品だけ同人からのランクインなのであらすじを載せておきました。

こんなにも終わった後に清々しい気分になれる作品は久々でしたね。話を振り返ればまた楽しくなってきて、キャラクターを振り返れば本当に好きなキャラクターばかりだったなと。

カニカは勿論の事、ケルフィも相当好きだし、草ちゃんも、酔っぱらいだって好き。汚くて薄暗い、本当に未来なんてない街だけど、今はギロチンシティが愛おしくて仕方がないです。

また、この作品をやるにあたって、前作の「うさみみボウケンタン」の存在が大きく関わってくるため興味を持った方はそちらからプレイする事をおすすめします。うさみみも感じ入る場面がいくつもあって、楽しい作品でした。

www.dlsite.com

www.dlsite.com

3位 「アマカノ2」(あざらしそふと)

f:id:astersaki:20200720002352p:plain

ピロ水先生の絵はどこまで進化していくのだろうか、初めて本作のキャラクターデザインが解禁された時にぼうっと見入ってしまった。こんなヒロイン達の様々な反応、そして物語を見ることができる。それを考えるだけで早くプレイしたくなりました。

三人ということで案外早く終わってしまうかなと思いきや、一人一人に十分以上の尺が与えられていて、読後はとてつもない満足感に包まれることに。そして、その満足感は当然、尺があるという理由だけ生まれたものではないです。

単に可愛いヒロインとのいちゃいちゃらぶらぶを描くのではなく、それぞれのヒロインの内面に重点を置き、その変化を丁寧に描いてくれたのが本当に嬉しい。そしてその変化には勿論、主人公が関わっているということで、恋愛物語としての質も上がっていました。

シリーズで一番面白かったですね。

2位 「マルコと銀河竜 ~MARCO&GALAXY DRAGON~」(TOKYOTOON) 

f:id:astersaki:20200720002355p:plain

本当に最初から最後まで”楽しい”が続いていて、それはやはり至る所で読み手を楽しませる工夫が凝らされていたからでしょう。

パロディネタが仕込まれていたり、嬉しいゲームパートが存在したりと常に読み手を飽きさせない作りになっていました。スペースインベーダーゲームなんか久々にやったし、故にすごく面白かった。もっともっとやりたいとすら思ったほど。

そして勿論、お話の方も非常に良かった。なぜあんなに楽しく、気持ちよくプレイできたのか振り返ると、それは大前提として物語が面白かったからだなぁと。友達だったり、家族だったり、相棒だったり。

一本道の物語の中には様々な温かさが詰まっていて、だからこそ感情の動きも活発になった。読んでいて元気をもらえるし、自然と涙が流れ落ちる。とっても素敵なお話だったなぁと、読後はぼーっとタイトル画面を眺めていました。

最高のエンターテインメントと最高の物語をありがとう。

1位 Summer Pockets REFLECTION BLUE」(Key) 

f:id:astersaki:20200720002359p:plain

 無印発売から約二年の時が経ち、久し振りに鳥白島に訪れたわけですが、やっぱり楽しい夏が待っていた。正直、この作品の発売を知った時は新作を作ってほしいという気持ちが強かったけれど、今は感謝しかない。そして自分は本当にSummer Pocketsという作品が好きなのだという事を再認しました。

当初の予定では追加の4ルートだけやればいいかなと考えていたものの、最後にサプライズが残っていたので本当に全部やって良かったなと。また、二回目だからこそ気付く良い点もあったりしました。

追加分はうみちゃんが一番好きでしたね。短いけれど、見たいモノがいっぱい詰まっていて、プレイ中はずっと顔の筋肉が緩んでいました。

夏を感じる素敵な作品です。

 

 

<まとめ>

こうやって見ると本当に続編ばっかりですね。私が続編に弱いのもありますが、やはり完全新作で面白い作品は少なかったなぁと。ただ、下半期は期待できそうな新作が多いので楽しみです。

特に8月!早くきて...。