一年の終わりという事で今年もランキングを作ってみました。例の如く非18禁の作品も含んだものとなっています。2020年は131本もの新作に触れることが出来ました。旧作含めてだともっとですね。
今年は状況が状況なだけあって時間が......たくさんありました。こんなにエロゲに打ち込んだ年はあったかなぁというくらいやってましたね。ランスもやりましたし、メモオフも完走しました。思い返しても笑みが零れてしまうくらい、とっても充実した一年でした。
新作の傾向としてはフルプライスの作品がやや少なかったかなと。完全オリジナルで絞り込むとさらに少なくなりそうです。ロープライスもいいですが、やはりフルプライスが多く出ている月に当たると気分が高揚します。
それではランキングへどうぞ。
20位 ATRI -My Dear Moments-(非18禁)
高性能なアトリちゃんが魅力の作品でしたね。本当に彼女の所作がいちいち可愛くて...私みたいなアンドロイド系ヒロイン好きにはたまらなかったです。人間とロボットという立場の違いから時に衝突したりもする二人ですが、そんな出来事も最後には笑顔で語れるような、素敵な物語が描かれていました。
シナリオ的には引っかかる所がなかったわけでもないですが、アトリちゃんに出会えた事が何よりの収穫です。抱き枕は絶対買います。
19位 ベオグラードメトロの子供たち(非18禁)(同人)
あらすじを読む限りでは超能力者とそれを取り締まる人々との抗争~のような内容だと思っていました。しかし、蓋を開けてみると全然違っていて、序盤こそ能力を駆使する場面が揃っていましたが、終盤は人間ドラマを中心とした話が書かれていました。
本当に読めば読むほど人物についての理解が深まっていく作品でしたね。内容は思ったよりこじんまりとしていますが、中々尖っていて面白かったです。
18位 恋愛×ロワイアル
プレイし始めてまず感じたのは登場する女の子の愛らしさで、性格バラバラで各々が持っている武器も違う、それでも皆可愛いという事実だけは揺るぎませんでした。また、争奪戦とは言いつつも終始睨みを利かせ合っているわけではなく、基本的には皆で仲良くしているシーンが多めでしたね。
ただ、それ故に時たま見られるヒロインの決意なんかが薄れてしまう場面もありました。アサプロらしくはありましたがね。ちなみに好きなキャラは由奈ちゃんです。
17位 ぬきたし 2 スス子ルートアペンド
元々スス子に対して好感度が高く、単純に彼女のルートが実装するされるという事実だけでも嬉しかったのですが、ちゃんと面白い可笑しい物語を用意してくれたのが良かったですね。
あとはまあ、他のメンバーたちとの再会がとても嬉しかったです。今回、焦点を当てられたのは彼女ですが、その一方で「ぬきたしのアペンド」としても楽しめる。ああ、この光景が見たかったんだよと思う場面がいくつもありました。
16位 9-nine- ゆきいろゆきはなゆきのあと
一作目をプレイした時は、一気にクリアできないことに歯痒さを感じていたけれど今は違う。作品ごとにヒロインと向き合ってきたからこそ、心を揺さぶられる瞬間が多かったのだなと思います。いつの間にヒロイン一人一人に愛着を持っていたんですよね。
本作で完結...ではないようで、どうやらまた出るらしいですね。正直買うか迷っています。あの売り方は流石にない。
15位 紅月ゆれる恋あかり
真剣で戦う近未来スポーツ「刃道」を題材にした作品。前作「白刃きらめく恋しらべ」がイマイチだったのもあり、刀が似合う可愛い女の子がいればいいやくらいの気持ちで臨みましたが...想像より遥かに面白かったです。熱さあり、涙あり、百合ありの友情味溢れる作品に仕上がっていました。
また、私が密かに期待していた幼少期時代の都子さんの出番もかなりあって、彼女が出てくる度にうっとりとした表情を浮かべていました。「刀仕禰宜になってもしょうがなくない?」と一蹴するところなんかはもう黄色い声を上げてましたね。流石は世界最強の剣士です。その辺のお遊び感覚でやってる連中とは格が違いますよ格が。
14位 Summer Pockets REFLECTION BLUE(非18禁)
こちらは追加√のみの評価になります。本編を入れて評価するとそれこそまた5位以内に入ってしまうので...。とは言いつつも実際は本編通して全部やってしまったんですがね。でもそれが正解でした。ラストの追加部分は必見です。
無印発売から2年経ちますが、あの眩しさは変わらなかったです。これからもきっと私の中で輝き続けることでしょう。
13位 美少女万華鏡 -理と迷宮の少女-
第一作目の「呪われし伝説の少女」から9年の時を経てようやくやってきた最終話。毎度毎度「蓮華ちゃん可愛いなぁ、何で攻略できないんだろう」と思っていた私としては本作の情報が解禁された時点でもう天にも昇る気持ちでした。
シナリオに関してわりと残念なところが目立っていましたが、えっちで愛らしい蓮華ちゃんが見られたのでまあ...といった感じですかね。
12位 ドーナドーナ いっしょにわるいことをしよう
アリスソフト最新作という事で期待しかありませんでしたが、やはり面白かったですね。ハルウリとヒトカリのどちらにもハマってしまい結局、徹夜で駆け抜けてしまいました。その後も中々やめられなくて、2000万円貯めたり、CGコンプしたりとそれはもうドはまりしてました。
反面、ストーリーは薄くてモヤモヤが残りましたが楽しかった気持ちの方が強いので良しとします。ちなみに好きなシーンは.........ポルノちゃんがトイレでジャブジャブしてるやつですかね!
11位 シルヴァリオ ラグナロク
シルヴァリオシリーズ最終作の位置付けですが、他の二作と比較するとやや雑と言うか、面白いと感じる瞬間は少なかったです。にもかかわらずこの順位にいるのはジェイスおじさんが大好きだからですね。
これまでヴァルゼライド様に憧れる人物はろくな奴がいませんでしたが、ようやく生まれてくれました。良き後継者が見つかって本当に良かった。
10位 Christmas Tina ‐泡沫冬景‐(非18禁)
普段のねこねこソフトと違うのは他国との交流に目を向けていた点でしょうか、言語と価値観の違いを意識した作りになっていました。中身も良かったですね、季節に負けない心温まるお話が書かれていました。
あとは個人的にねこねこ過去作に関わる小ネタが、本編の邪魔にならない程度に仕込まれていたのも嬉しかったです。夏と言えばやっぱりラムネなんですよねぇ...。
9位 月の彼方で逢いましょう SweetSummerRainbow
軽く思い出しても良いFDだったなぁと思います。CGを使ったシーンも印象的だですが、日常の何気ない会話も二人が学生だった頃を思い出すとくるものがある。ひとりぼっちだった彼女を助けてくれたのが主人公で、それが今は夫になっている。そんな事を話す雨音が本当に幸せそうで幸せそうで...。
ちょっとした追加シナリオではなく、二人の物語の総仕上げになっていました。雨音ちゃんがいつまでも笑っていられますように。
8位 BETA-SIXDOUZE
ALPHA-NIGHTHAWKの続編。この作品をやる上で前作の存在は欠かせません。作中で前作の出来事の説明が入ることもありますが、それはあくまで補完であり、やはり前作をやっておかないと本作を最大限に楽しむことはできません。
準備ができていればあとは楽しむだけです。過去のみんなが託したモノをしっかりと受け継ぎ、終着点へと導いてくれます。最後の一枚絵が本当に好きなんですよね。
7位 アマカノ2
単に可愛いヒロインとのいちゃいちゃらぶらぶを描くのではなく、それぞれのヒロインの内面に重点を置き、その変化を丁寧に描いてくれたのが嬉しいですね。そしてその変化には勿論、主人公が関わっているということで、恋愛物語としての質も上がっていました。
私は結灯ちゃんの事がとにかく好きでした。キャラクターとしても、√としてもホームランだったんですよね。彼女が最後に見せた笑顔が未だに忘れられません。
6位 終ノ空 remake
この作品の名前を見た際は1999年に発売された終ノ空の単なるリメイク作品なのだと思っていました。しかしながら双方をプレイしてみるとその印象はガラッと変わります。本作は素晴らしき日々があるからこそ生まれた作品でした。
追加であるやす子視点はかなり私好みの内容でしたし、卓司視点で追加された演出なんかはもう...。買っておいて良かったなと心底思いました。
5位 MECHANICA -うさぎと水星のバラッド-(非18禁)(同人)
汚くて薄暗い、本当に未来なんてない街が舞台ですが、クリアする頃にはきっと好きになっています。ゲーム要素もありますが難易度はかなり低めなので気になった方は是非。
こんなにも終わった後に清々しい気分になれる作品は久々でした。話を振り返ればまた楽しくなってきて、キャラクターを振り返れば本当に好きなキャラクターばかりだったなと。メカニカは勿論の事、ケルフィも相当好きだし、草ちゃんも、酔っぱらいだって好きです。
4位 さくらの雲*スカアレットの恋
舞台は新時代への息吹を感じる浪漫の時代「大正」。時代背景を映し出しつつ、キャラクターの個性と関係性を描いていく。退屈に感じる時間がなかったとまではいかないですが、概ね楽しんで読み進めていたかなと。
特に中盤からはもう止まらなくて、ヒロインにもかなり愛着が湧いていました。そんな状態だったので読後は余韻に浸りつつED映像を見返しては再度、涙を流したりも。力の入った作品でした。
3位 天ノ少女《PREMIUM EDITION》
とうとう発売されたシリーズ最終作。リアルタイムで追っていたユーザーさんなんかはもう本作をプレイできること自体に喜びを感じていたのではないでしょうか。私自身は後追いした身ですが、それでもこの作品の発売を心待ちにしていました。
まあ感想については何を話してもネタバレになってしまいそうなので控えめにしておきますが、クリア後にタイトル画面をぼーっと見続けてしまうような、特大の余韻を残してくれる一作でした。
2位 マルコと銀河竜 ~MARCO&GALAXY DRAGON~(非18禁)
マルコとアルコ、この二人が共に過ごしていた日々を思い出すだけでうるっときてしまう。でもそれは決して悲しさからくるものではなくて、本当に温くて優しい日々だったから。お宝探しに銀河を駆け巡り、お腹が減ったらご飯を探す。何気ない景色も、取るに足らない会話も今ではすべて輝いて見えます。
この作品は二月に発売したのでだいぶ月日は経ちましたが、それでもこの順位にはなりますかね。大好きなんです。またいつか、忘れた頃にやり直したい作品の一つになりました。
1位 ハルカの国 ~大正星霜編~(非18禁)(同人)
国シリーズ最新作である「ハルカの国」の三つ目のお話「大正星霜編」。正直、この子は頭一つ抜けていました。二つ目のお話にあたる「明治決別編」に関してもこのランキングの基準であれば2位にくるくらいには良い話です。
では何がそんなに良いのかという話になるのですが、それはやっぱりこの作品の生み出す「温かさ」にあるのかなと。稚拙な表現で申し訳ないのですが、このシリーズの良さについて考えた時にパッと出てきた言葉がこれでした。
あとは登場人物たちの心の描き方ですかね。決して作品の駒になる事なんてない、一人一人が自らの意思を持って懸命に生きている。それが作品を通じて強く伝わってきます。
2021年の2月末あたりまで下のリンクにある「ハルカの国」を含む全シリーズが無料なので気になった方はダウンロードしてみるといいかもです。
長くなりましたがランキングは以上になります。惜しくもランクインを逃した作品や、まだプレイしていない作品等もありますが、とりあえずはこんな感じです。
ここまで読んでくれてありがとうございました。