幸福の先への後語り

えっちなゲームが好きなおたくの戯言

【2022】上半期えっちげーむランキング

2022年もあと半分ということで、今回も上半期に発売された作品について、ランキング形式で10本ほど紹介していきたいと思います。例によって非18禁作品も含むことを予めご了承ください。

2022年に発売された作品の中で私がプレイしたものは76本でした。

上半期の新作全体の感想としては、例年に比べるとかなりスタートダッシュが良かったなと。1月、2月の新作といえば軽めのものが多い、もっと言えば当たりが少ない印象でしたが、今年は逆に当たりがそこに集中していたように感じます。

実際にこのランキングでも半数が1月、2月に発売された作品なので、改めて珍しいことが起きたなぁと。1月発売のブランド一覧は今見返しても、つい笑顔になってしまいます。本当に令和かとツッコみたくなるほどに古参メーカー勢揃い。

3月、4月は若干勢いを落としたようにも感じましたが、5月、6月でしっかりと巻き返してきたので、本当に大満足な半年だったなぁと。こんなに贅沢な上半期はいつ振りでしょうか。少なくとも昨年、一昨年はこんな感覚は味わえませんでした。

とまあこんな感じで絶賛気味なのでいっそ20位から紹介していこうかとも思いましたが、とりあえずは10位から紹介していきたいと思います。

 

それではランキングの方へどうぞ!

 

 

 

第10位 AMBITIOUS MISSION

SAGA PLANETSさんの新作で、今回は怪盗モノ。たまに見かけるジャンルではありますが、それを軸にサガプラがどう表現していくのか、今回のシナリオ担当はさかき傘さんということもあり期待値は高めでした。

この作品をやっていてまず良かったのが怪盗部の空気ですね。立場も目的もばらばらの人達が集まったのもあって、はじめは動きに一体感がなかったりしますが、各ルートの終盤を迎えるころにはしっかりと連携できている。それでいて戦友ではなく友達として学園で楽しい日々も送ってくれるので、読んでいて凄く癒されました。

あとはあてなちゃんですね。ふわふわとしたキャラクター化と思いきや、意外と芯があって、自分なりの考えた上で行動してくれる。こういったキャラクターは大好きです。自身のルートでの活躍は勿論、かぐやルートの彼女も凄く良い。

 

 

第9位 グリザイア:ファントムトリガー 08(非18禁)

長きに渡るシリーズがようやく幕を下ろすのかと思うとうれしくてうれしくて...いや本当に長かった...。

プレイしてみた感想としては、すごく綺麗にエンディングを迎えたなぁと。因縁ともしっかりと区切りをつけて、エピローグに平和な日常を映し出す。まさに理想形とも言える結末を迎えてくれました。

熱さや感動を感じる場面がやや少なめなのが少し残念ですが、BADルートにかなり力が入っていたのは非常に良かったかなと。BADルートも含めてこの位置にランクインです。

あとは大好きなトーカちゃんがしれっと正妻ポジションを奪いに行っているのが堪らなかったですね。03の時よりも素直になっていて最高に愛らしかったです。

 

 

第8位 学園淫奇譚 〜かおり憑きの少女〜

恐らく上半期で一番のダークホースでした。そのタイトル、ブランドからどう考えてもエロ特化の作品だろうと、そう思っていたのですが...物凄く良いストーリーが描かれていました。

一章はその辺に溢れているロープライスシーンが売りの作品といったところですが、二章から化けて、最終章は涙を浮かべる時間すらやってくる...。物凄いカウンターを喰らったみたいに読後はしばし余韻が続きました。

まさかこんなに刺さるヒロイン、結末が用意されているとは思ってもいませんでした。出会いに感謝です。

 

 

第7位 ねこねこ20周年記念ディスク(非18禁)

ねこねこソフト最新作「神の国の魔法使い」と同時に発売されたおまけディスクですね。正直、このランキング入れるかかなり迷いましたが、本当に素敵な内容だったので、入れることにしました。

30分にも満たない程度のボリュームの話がいくつか入っているのですが、中には原作の正当な続編、もっといえば原作既プレイ者必須のエピソードが書かれています。特に Scarlettみずいろのエピソードが素晴らしい。

肝心の神魔法の方はまだまだ駆け出しといった感じでしたが、これからきっと盛り上がっていくはずです。

頑張れねこねこソフト!負けるなねこねこソフト

 

 

第6位 fault - StP - LIGHTKRAVTE(非18禁)

faultシリーズの最新作。faultシリーズとは「少年漫画を少女達でやる青年漫画調の冒険譚」をコンセプトとした全年齢対象ビジュアルノベルで、映画のようなテンポと演出で、主人公達が出会う人々とのヒューマンドラマが魅力の作品です。

今回は前日譚ということでしたが、流石というか本編と同じかそれ以上に読み手を楽しませるための工夫が凝らされた力作であり、その丁寧な作りに終始圧倒されていました。

特に終盤の演出力は同人・商業を見渡しても肩を並べる作品がないほどの凄さです。このクオリティで続編が作られていると思うだけで頬が緩んでしまいます。早くmilestone two 下を...。

 

 

第5位 蒼の彼方のフォーリズム EXTRA2

長い月日を経て発売されたこともあり、発売時点ではあおかなシリーズへ熱は冷め切っていました。ですが何事もやってみないとわからないということで始めたら...本当に驚いてしまうくらい熱く滾る物語が描かれていて驚きました。

何が良かったかって、それはやっぱり試合が盛り沢山なところですね。みさきとのイチャラブファンディスクで終わることなく、新しいフライングサーカスの物語を紡いでくれた。これが本当に良かったです。

加えてただ試合が複数行われるのではなく、それぞれの試合が後の試合で生きてくる作りも素敵でした。そういった意味でも最後の試合は非常に印象深いです。

 

 

第4位 1/1彼氏彼女

SMEEの最新作であり、手放しで褒められるような作品をしばらく出していなかったのもあってプレイ前は少し不安でした。絵もパッと見て可愛い!とはならないものだったので、本当にライターさんのみを信じて購入したと言っても過言ではありません。そして、その判断は間違っていませんでした。

このヒロインが最大値かと思いきやさらに好みのヒロインが現れたり、そしてヒロインだけでなくルートの内容もしっかりと面白かったり。これを幸せと叫ばずにいられるかって話ですね。

...まさか三十路恋愛経験ゼロ母親と団地住みなヒロインを好きになる日が来るとは。めちゃめちゃ面倒臭くて、そしてめちゃめちゃ可愛かったです。作品自体はわかりませんが、ヒロインに限定するのであれば年末のランキングでもトップ5に入っていると思います。

 

 

第3位 ヘンタイ・プリズン

ぬきたしでその名を轟かせたQruppoさんの新作ですね。これは何というか...こんなの誰がプレイしたって面白いだろうと思う程に力の入った作品でした。ギャグ要素満載なのですが、その印象が薄れるほどに緻密で抑揚の付いたシナリオが用意されていて、こんな作品が1月に出てしまった事実にただただ震えました。

主人公が良いとか、ヒロインが良いとか、そんな規模の話ではないのです。目に映るほとんどのキャラクターに魅力があって、その上で自身の役割を全うしてくれる。こんなに全体が生き生きとしている作品は久しぶりでした。

ちなみに惜しくもランキングからは外れてしまいましたが、 山岸姫瑠ミニシナリオの方も相当出来がいいです。そう、貴女も魅力的なんだよなぁとうんうん頷きながらプレイしていました。

 

 

第2位 AI: ソムニウムファイル ニルヴァーナイニシアチブ(非18禁)

前作のタイトル名に「ニルヴァーナイニシアチブ」が付いた正当な続編。今作も前作同様にソムニウムパート捜査パートがあり、ソムニウムパートで重要な手がかりを掴むことで捜査パートが大きく動き出す作りになっています。個人的にソムニウムパートは前作より優しく、そして楽しくなっている印象を受けました。クセモンとか無限にできます。

でシナリオの方がどうだったのかというと…まあ驚きの連続でした。この手の作品で"驚いた"という表現は安く使いがちですが、みずき編で開示された二つの真実には思わず声を上げてしまいましたね。うわーーーっ(^▽^)みたいな感じで。

密かに期待していたあのサプライズがあったりもして、本当に大満足な続編でした。非18禁である点と、ゲームパートがある点でやや勧めにくくはありますが、前作と合わせて是非もっと多くの方にプレイしてもらいたいですね。

 

 

第1位 EVE ghost enemies(非18禁)

栄えある上半期第1位はこの作品ですね。さかき傘さんが引き継いだEVEシリーズ第二弾であり、前作も相当面白かったですが、その前作すらも上回る素晴らしい作品に仕上げてきました。キャラクターの読み込みが本当に凄いし、冷めるようなことは絶対にしない。泣かせて、喜ばせてくれる作品でした。

クリア後はしばらく何も考えられなくて、それでも過ぎていく時間が惜しくて、違うバージョンを購入して再度プレイしていました。まったく、上半期の最後の最後にとんでもない作品が出ましたね。さかき傘さん、ありがとう...。

 

 

 

 

 

以上が2022年度の上半期に発売された作品のランキングとなります。いや、本当にこんなに豪華な面子が揃った上半期はいつ以来だという感じですね。この調子で下半期も頑張ってほしいものです。

ここまで読んで下さり、ありがとうございました。