幸福の先への後語り

えっちなゲームが好きなおたくの戯言

二月の新作とか

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株価は暴落したり、生活用品がなくなったり、単なる流行り病だけに止まらず社会に様々な影響を与えている某ウイルスさん。まあ私自身はそんなに影響を受けていないのですがこれからのことを考えると不安にもなります。

夏コミはどうなるんでしょうか!?もうそれだけが心配で心配で仕方ありません。開催されたとしても、その時点でまだ流行っていたら行きたくありませんし、仮に開催されなかったらされなかったでとても悲しいですし...。一刻も早く事態が収拾してくれることを祈っています。

さて、○○ウイルスと聞くと何が思い浮かぶでしょうか。「ルナウイルス」が真っ先に思い浮かぶのはやっぱり...その...ゲーム脳というやつなのかな。

 ルナウイルス、そうあの超名作「ロリっ娘宇宙人同棲アドベンチャー」に出てくるやつですね。この作品にはかなりの思い入れがあります。内容も非常に素晴らしいのですが、何より私が初めてプレイした同人ゲームがこの作品だったのが大きいです。商業作品を30本ほどやり、同人なるものに手を出してみるかと、そんな何気ない出会いでした。

当時の私は本当に王道で綺麗な作品しかプレイしていなかったのもあって衝撃を受けましたね、なんだこの展開はと。旅客機のシーンは未だに忘れられません。読めば読むほどのめり込んでいくというのはこういうことなのだなと、その内容の密度にたびたび感動していました。

無印の時点でこんな状態だったものだから、アクアアフターなんかもう大変でしたね。読み終えた後に何もやる気が起きなくて、とりあえず水を飲んだらすごく美味しく感じたのを覚えています。喉がカラカラになるまで集中していたわけだ。

そんなわけで今でも好きな作品BEST20に入るくらいには好きです。あの頃だったらまあ五本指に入るくらい好きだったんですけどね...母数がかなり増えてしまったので...。ごぉさんの新作、いつまでも待ってます。

 

てなわけで旧作語りも楽しいですが、本題は新作。今月はもう期待に期待して10本購入しました。実際にはマルコを4本買ったので13本になるのかな...?とにかくやる気MAXファイヤーでした。

 

 

「HaremKingdom -ハーレムキングダム-」

五人のヒロインがいて、五本のルートが存在するものの、それらはすべてハーレムルート。思い切ったことをしたなぁと、今まで見てきてSMEE作品とはだいぶ異なった切り口にややたじろいでしまいました。でもそれは本当に最初だけの話で、読み始めてからすぐにSMEEらしい会話劇が始まってホッと一息。

まあ普通に楽しいのですが、やはり五つも似たような内容だと「またこのやりとりしているなぁ」と思わないこともなかったですね。そこはもう少し工夫してほしかったかなと。ただ、毎回挟まれるイベント事は面白くて、その時は食い入るようにして画面を見ていました。人妻美尻スライムのくだりほんと好き。

好きなヒロインは光で、普段の掛け合いは勿論、女の子らしい面も十分にあって良かったです。この√のお話は視点の使い方が上手でした。

 

 

「 推しのラブより恋のラブ」

美しい絵柄が目を引く本作は、百合モノというジャンルに実に適していました。男性キャラは一切登場しない、女の子だけの空間が存在していて、妙な安心感を覚える。そして女の子を描く上で最も重要とも言える髪の塗り方については流石の一言。

好きのパワー全開でがんがん主人公に迫ってくる恋ちゃんの可愛らしさと言ったらもう。軽くあしらわれてもめげずに前に進み続け、ちょっと褒められたり心配してもらったりするとすごく喜ぶ。エネルギッシュで健気な彼女があまりにも魅力的だったので、いつしか彼女の反応を見ることが最大の楽しみになっていました。

反面、主人公はしんどかったですね。あまり多くは語りませんが、私は受け入れられませんでした。

 

 

「ギャル子ちゃんとしっぽり温泉旅行 ~Hしまくり三泊四日の旅~」

長年ブラック企業に勤め、まともな休暇なんてとしばらくとっていなかったおじさん主人公。そんなおじさんに本当に癒しを与えてくれるのは温泉などではなくギャルの女の子だったのだと。

話は”癒し”が軸となっていて、だからまあ尺の多くをえっちなシーンが占める。読み始めと比べるとだいぶ開放的になっている主人公を見て、本当に満喫しているなぁと。また、行為を終えた後のちょっとした会話の中には、主人公の愚痴や相談事が含まれていて、身体だけでなく心も癒されているよう。

短い中で無理に物語を作らず、最初に掲げたテーマだけを貫いたのは英断だったなと思います。あと単純にギャル娘ちゃんは好きなのではまりました。

 

 

「絶対女帝都市 ~叛逆の男・カムイ~」

男であることが罪とされた時代…コンセプト及びあらすじが完璧。調子付いている女どもメスに変えていく、そんなの楽しくないわけがない。絶対に楽しめるなぁと見た瞬間最低限のおもしろさは保証されたような、そんな感覚です。

エリアごとに担当している女幹部を倒していくというのがゲームの基本的な流れで、ちゃんと戦闘シーンも用意されています。とは言ってもその戦闘シーンはまあそんなにクオリティが高いわけでもない。そのため爽快感もなく、進めること自体は作業に近かったかなーと。

ただ、征服欲はかなり満たされる。エリアを統括している女性だけの憲兵組織「ナイトメアレーベン」の女たちが本当に最高。男のことを下に見て、侵略されているにもかかわらず余裕ぶった態度を見せる。女どもが本当にムカつくし、その分、組み伏せた時の快感は..。

シーンは勿論良くて、肌の塗りは勿論、反抗的な態度から肉欲に溺れる雌に成り下がっていく光景は実に素晴らしい。反抗心の弱い女に対して容赦しない点も非常に良かったですね。

 

「はじカノ ~君がいる部屋~」

ヒロインが三人ということで、まあさくっと終わってしまいそうだなと考えていたのですが、三人だからこそ一人一人に対してのボリュームがあり、読み終わった後にはお腹いっぱいに。こういうのは素直に嬉しくて、やっぱり三人くらいが丁度良いのかもしれないなと感じたり。

共通の段階である程度関係の構築は済んでいるため、あまり面識のない二人が生活していくうち心惹かれ合っていくという内容ではない。むしろ好き合って、付き合って二人の巣の中で愛を深めていくといったところでしょうか。一緒に暮らしていくうちにどんどん大胆に、えっちになっていく女の子たちが良かったです。

特に好きだったのが美咲さんで、一人の女として、生涯のパートナーとしての覚悟を決めた彼女はとても美しかったです。見ていて幸せな気分になっちゃいました。

 

 

「ガールズ・ブック・メイカー -グリムと3人のお姫さま- 1 」

なんで買ってしまったんだって感じですけど絵が綺麗だったので...。相変わらずな内容ではありましたが、私一推しのぐーやーちゃんの出番がわりと多かったのが嬉しかったですね。なんならシーンも欲しかったくらいですが...。

 

 

「神装剣姫 アークセイバー ~魔族懐胞~」

正義の味方達は今日も元気に負けまくる。まあ、選択肢を選んでいるのはプレイヤーである私なわけですが、そうでなくても負けまくる。分岐前に三人とも負けて処女膜を失うのは流石に露骨すぎて吹いてしまいました。

本作のシーンで印象的だったのは放尿の多さで、これはヒロインがそういった担当だったからというのもあるだろうが、過去作と比べるとやや多めだったかなと。別段、性癖でもないためそこまで惹かれることはなかったですが、のけぞりながら失禁してしまうシーンは少なからず興奮を覚えましたね。のけぞりが出てくる作品は貴重なのでありがたい。

また、無理矢理犯されるシーンが多いということで、女の子がきちんと拒否反応を見せてくれるのも良し。クローバーさんは処女膜を破られる時点で感じまくりだったのが残念ですが、他の二人はなかなか頑張ってくれたかなと。特に恐怖を感じ悲鳴を上げてくれるカルミアちゃんが好きでした。

話はシオンちゃんが良かったですね。話自体は大したことありませんが、オチがかなり好きでした。

 

 

「Nightmare×Sisters ~淫獄のサクリファイス~」

もうすごくすごく気持ち悪くて、後味は物凄く悪かったです。でもこの感情は嫌悪しているわけではなく、むしろだからこそ良い作品だったと言える。

正直舐めていました、どうせ悪の組織が調教を施しておしまい。そこに物語性なんかないのだと、そう思っていた。最後まで気持ちよく終わることのできない作品に仕上げてくれたことに感謝です。

陵辱シーンもそれなりに良かったかなと。まあシチュエーションがワンパターンだったり、もっと教祖の登場機会を増やしてほしかったり、要望はいくつもありますが、反抗心を忘れないヒロインの眼差しはGOOD。姉の方はカスですけど。

 

 

「恋四つ刻 ~切ない恋の堕ちるアナ~」

話の中身はなんちゃって伝奇物で、引っ張ったわりに案外サクッと解決してしまったから驚き。あんなBADが用意されていたのだからもっと元恋人である彼女について語られていくのかなと思いきやそんなことはなし。となると主人公の彼女に対する想いの強さもそこまで伝わってこなくて、言ってしまえば忘れて次の女と盛り上がっているようにしか見えなかった。

ただまあ、その女の子がめちゃめちゃ可愛いからオーケーみたいなところはあります。この作品で見せたかったのは結局のところ澪がいかに可愛いかなのかなと。CGのアングルはどれも主観寄りのものばかりで、彼女の表情がはっきりと見える。この辺はやっぱりこだわったのだろうなと思います。

 

 

「マルコと銀河竜 ~MARCO&GALAXY DRAGON~」

この作品が世に出るのをずっと、ずっと待ち望んでいた。そして、その期待に十分すぎるほど応えてくれた。本当に最初から最後まで”楽しい”が続いていて、それはやはり至る所で読み手を楽しませる工夫が凝らされていたからでしょう。

ただ、なぜあんなに楽しく、気持ちよくプレイできたのか振り返ると、それは大前提として物語が面白かったからだなぁと。友達だったり、家族だったり、相棒だったり。一本道の物語の中には様々な温かさが詰まっていました。読んでいて元気をもらえるし、自然と涙が流れ落ちる。読後はぼーっとタイトル画面を眺めていましたね。

同人時代の作品を感じられる場面が随所にあって、それも嬉しかったです。本当にはとさんの作品は染みる。最高のエンターテインメントと最高の物語をありがとう。

 

 

なかなか良い作品が揃っている月だったのかなと思います。マルコに関しては今年を振り返った時に間違いなく話題にするでしょう。いやぁ、2020年も楽しくなってきた。