昨今のコロナ事情のせいでせっかくの休日なのに遊びに行くことができない状態に。まあ、ずっと家でゲームをしている私にとってはどうでもいいことなんですけどね、と高らかに笑っていたらついに発表されてしまいましたね、夏コミ延期!
普通にショックでした。これから冬コミまで待っていられるのだろうか。何ならその冬コミも怪しいかもしれないし...。ただ、同人作品の場合はダウンロード販売などがあるみたいなのでチェックしていかないとです。
商業作品も既に今月もいくつか延期してしまいましたし、このままどんどん延期していかないか不安です。とある月に20本とか買うことになるのは嫌ですからね。
とまあ新作の話が出たのでここからは三月の新作について個々に感想を述べていきたいと思います。今月は9本購入しました。はじめに言っておくとなかなかの不作月でした。この時代に青山ゆかりさんが出演している作品が二つも出たというのに...。
「宿星のガールフレンド芙慈子編」
ほとんどCD目的で買いました。今まで購入してきた人からしたらなんだこの商法はと口を尖らせたくなるとも思いますが、宿ガルシリーズはかなり好きだったのでまあいいかなと。
芙慈子編でありながらやっぱり夕里ちゃんに目を奪われてしまいましたね。主人公もいっていましたが、夕里ちゃんの笑顔を見ることができた、本当にそれだけで当分は頑張れます。
「 俺の姿が、透明に!? 不可視の薬と数奇な運命」
ヒロインとの愛欲に満ちた恋人生活が始まると、意外にも冗長に感じる場面は少なかった。というのも登場するヒロインが本当にみんなかわいい子ばかりなんですよね。その子の反応、表情を見つめる時間がいつの間に私にとっての大きな楽しみの一つになっていました。
ただ、だからこそいまいちに感じる部分が多くそれは各シナリオの後半部分。ヒロインとのイチャラブ生活が落ち着いて、今度は少し踏み込んだお話が展開されていくのですが...その多くが√全体の質を下げるだけのような、なくてもいいんじゃないかと思わせるものばかり。こんなことなら恋愛に特化してほしかったですね。
「 火箭 ゆるすまぢ! そしらぬ笑顔と汚れた下着」
寝取られモノ感が強い本作だが、寝取られは単なる要素の一つにすぎず、特有の後味の悪さも全然ない。まあタイトルにもあるように復讐モノというのが妥当かなと思います。この作品は何というか...夫も妻も頭が空っぽなので終始、冷めた目見てしまった。
ただ、この作品は始まる時にプレイヤーが自由に主人公、妻、間男の名前を変えられるシステムになっているので、主人公に自分を投影してプレイすることができたらまた違う感想になったかもしれません。こちらも頭を空っぽにすれば、ハッピーな気分になれたのかなぁ...。
「 神様のような君へ」
開始早々、AIな女の子が登場してテンションは最高潮に。やはりこういった系統のヒロインはぐっときます。可愛い容姿に加えて丁寧な言葉遣い、マスター呼びもまた素敵。学園での生活風景はあまりなく、これはツクヨミの存在が大きいのかなと。共通√ではツクヨミと過ごす日常に焦点が当てられてました。
ツクヨミちゃんの事が好きなのもあって、ツクヨミルートはわりと楽しめたのですが、他があんまり...。某ルートなんかは発想こそ面白かったと思うのですが、話への組み込み方が雑でしたね。わりと惜しい作品だったと思います。
今月のハズレ作品のその1。きちんとその2もあります。タイトルには「NTR」とあったが、蓋を開けてみると単なる陵辱作品だったように感じます。確かにヒロインが間男であるアキラ君に取られてしまう展開が用意されていますが、そもそもタダシくんとは付き合っている感じでもない。言ってしまえば順当に取られたなと。
加えて陵辱シーンも別段良かったというわけでもない。抵抗せず、犯され始めて早々に喘ぎ、やがてはアヘ顔を晒す。アヘ顔はまあ嫌いではないのですが、少女らしく涙を流すシーンがもっと見たかったというのが正直なところ。一応用意されてはいたがほんの一瞬だった。あと変身モノ良さをなにも生かせていないが気になったかな。
「 アイシング -love coating-」
主人公とヒロインが同じ職業でしかもパティシエというのはなかなか珍しい気がする。主人公と同じようなパティシエになるため日々、憧れと勝負心を抱いている頑張り屋さんな秋保ちゃん。でもお家ではぐーたらで主人公にべったりというギャップがそそる。
パティシエになるために努力している場面はちょこちょこ挟まれますが、やはりメインは夫婦の営み。応援し、応援されながらイチャイチャと頑張るというのが見所。負けず嫌いはえっちもなのだと、そう言わんばかりに積極的な彼女もまた魅力的でした。サイドストーリーの出来が良かったのも嬉しいですね。
「LOST:SMILE promises」
後半のボイスがないということで修正版が出るまで様子見してます。やはり一気にやりたいので。
「恋する乙女と守護の楯 Re:boot The “SHIELD-9”」
パッケージを空けた瞬間、懐かしさが広がってきました。そんな状態でOPを迎えたわけだからまあ泣きそうになっちゃって。Ritaさん歌い方がだいぶ変わったなぁ、でもどっちでも素敵だなぁなんて信者みたいな事を考えながらぼーっと聴き耽っていました。
にしても絵がめちゃめちゃ綺麗になっていましたね。元々の絵も好きだったけど、どちらが好きかと言ったら断然こちら。瀬之本先生の絵の成長っぷりに加え、塗りの技術が確実に進歩していることを感じさせてくれました。髪の塗りなんかは顕著で、暗めの髪をした有里なんかはその可愛さにより一層磨きがかかっていましたね。
物語自体はまあ同じで所々選択肢が異なっていたり、サブヒロインのルートが大幅に加筆されていたり。設子ルートは好きだったんですけど、凪紗がクソ雑魚だったのが気になりました。「アイギスの双楯」の説得力が...ね?
「 ジンキ・リザレクション」
私がこの作品を購入しようと思った大きなきっかけは好きな声優さんが出演していることでした。この時代の新作に出演してくださるなんてありがたい、原作を読んで万全の状態で迎え入れてあげようと、発売前からテンションは最高潮に。
プレイして2時間程度経ったあたりで気付いてしまいました。この作品はプレイヤーを楽しませる気がないことに。コマンド選択型の作品が作業ゲーになってしまうのは仕方のないことではありますが、それでもこの作品は酷すぎた。
苦労してやっと読むことができるノベルパートはというと…これまた酷い。中盤まではエフェクトとBGMのおかげで誤魔化せているのですが、終盤はもうボロボロ。物語を何とかして終わらせようと、まるで制作陣の焦りを感じるかのように杜撰な出来だった。
そして陵辱シーンも...カス!なんで復活しちゃったんだろうねぇ...。
てな感じでわりと酷い月でした。ただ、やっぱりあの時感じた"ワクワク感"は本物なんですよね。カードゲームのパックを買うのと同じです。何が出るかわからないから楽しいんです。