幸福の先への後語り

えっちなゲームが好きなおたくの戯言

七月の新作とか

 

f:id:astersaki:20200828054420p:plain

今年の夏は暑すぎだ。こんな暑い中、外で活動するなんてとてもじゃないができない。でも夏らしく冒険には出たいなと思いまして、ついこないだまで長編RPGざくざくアクターズ」に手を出していました。

100時間近く遊べるということで、まあ70時間はかからないだろうと思い進めていたのですが気付いたら120時間超えてました。本当にそんなにやっていたのかと思うほどあっという間でした。もう楽しくて楽しくして...。

戦闘のテンポは抜群に良いし、話もキャラクターもよくできている。加えて音楽も素晴らしい。不満を感じる部分なんてほとんどなかったのではないかなと。RPGに欲しい要素が全て詰まっていましたね。

また、本編が終わった後に解禁される魔王タワー水着イベント等の追加コンテンツは追加でありながら本編と同等かそれ以上にハマっちゃいました。やりこみ要素は勿論の事、お話もかなり良い。話だけで言えば水着イベントの方が楽しめたかも。

水着イベントのラスボスを倒し、一区切りがついてもしばらくの間ざくアクをやっていました。この世界から離れたくないという気持ちもありましたが、単純にダンジョンに潜って武器を集めたりするのが楽しくて止まらなかったんですよね。

でも、そろそろ八月の新作エロゲたちがやってくるということでやめることができました。本当に最高のゲームだったなぁ...(´▽`)

 

というわけで七月の新作について振り返っていきたいと思います。七月は正直、グリザイアだけでもいいかなとか考えていたんですけど、それじゃあ寂しいしいなということで10本購入いたしました。まあ、そのほとんどが低価格帯の作品なので三日くらいで終わってしまいましたが...。所感としてはやはり微妙な月だったかなと。コンシューマの作品も購入してみましたがそれも...詳しくは作品ごとの感想にて。

 

えんとも ~二人まとめて可愛がってね、パパ~

まあ話に力入れられた作品ではないのであんまり文句を言うのも筋違いなのですが...酷かったです。登場人物がみんな流されて生きていて、そこに面白さはないしHシーンについても別段良いと思えるものが存在しなかったですね。もっとヒロイン周りの事情と、それから内面に触れた話を読んでみたかったなぁと。

 

Re CATION ~Melty Healing~

わかっていたのにその可愛さに驚かされたというべきか、とにかく「萌え」と「癒し」がぎゅっと詰まっていたました。

また、「三人」という攻略人数も丁度良くて、それ故に最後まで楽しめた部分もあるかと思う。日頃CATIONシリーズを楽しんでいる方からしたら物足りなさを感じるかもしれないですが、私はこれくらいでも十分だなと。一人一人に十分な尺が与えられて、且つ長すぎてだれることもない。ヒロインによってはもっと二人のその後が見たいなんて思うことも。

特に理歩ちゃんが良かったですね。酔いが回りすぎると甘えモードになっちゃうところなんかも、普段のしっかりしている彼女を思い出すと思わず頬が緩む。お姉さんキャラとしてほしいものを提供してくれた。また、最後の指輪のくだりもゲームとの掛け方が絶妙で、オタク臭すぎず、爽やかな余韻を残してくれました。

 

グリザイア ファントムトリガー 07

前作にて一気に話が動き出したファントムトリガー。恐らく本作は最終戦に向けた準備のお話なるだろうと思っていただけに、意外と良いところまでいってくれてホッとしました。このシリーズの大きな魅力の一つである仲間同士の掛け合いなんかも豊富で、特に今回はサブキャラとの絡みも用意されていたのが嬉しい。特に私はグミちゃんが好きだったので、また彼女の面白可笑しい反応を見ることができて幸せでした。

ですが前作のあの盛り上がりを考えると、時間の使い方が勿体無いように感じました。もっと話を進めてほしかったですね。

次はいよいよ最終話。とても楽しみです。

 

少女ドミナンス -独占欲の強すぎる愛娘 玲奈-

そのサブタイトル、あらすじからパパとムスメの近親相姦ものであることはわかっていたし、それを変に捻ることなく描いてくれたのは良かった。ただ、捻らなすぎ。もう初めから娘が父親のことを好きまくってる時点で色々察しましたが、初夜の後にさらなる絶望が待ち受けていました。

すべての会話がHシーンに繋げるためのものであり、その尺も本当に一瞬。いかにしてHシーンを見せるかに注力していた。エロゲという名のHCG集。そして、そのHシーンについても別段魅力を感じるわけでもない、淡白で退屈極まりないもの。なんで購入してしまったんだろうか...。

 

夜、灯す

選択肢を間違えると悲劇が起こる点はホラー感があって良いですが、逆にそこくらいしかホラーを感じられる場面がない。また、その根源たる人物についても、その人自体はいい人(しかも一番可愛い!)なのであまり緊張感がなくて、オチを見ていてポカーンとしてしまいました。最後の章くらいもっと尺をとって丁寧にやってくれても良かったのではと思う。

ただ、箏曲部内の話はわりと評価していて、箏という普段見慣れない楽器に着目した点は面白いと思うし、何より部活動らしさが出ていて良かった。最初は一匹狼だったような少女が段々と周りに溶け込んでいき、やがてはメンバー全員で料理を作るようにもなる。その辺の話は好みでした。

ホラーに期待しているとそんなに楽しめないのかなと。私のように。

 

ヘンタイ・ラビリンス

アリスソフトから生まれたブランドの作品ということで、そこそこ期待しつつ、同人であるということも踏まえてプレイに臨みました。謎解き要素やフラグ管理はあまり厳しくなくて、指示に従い目の前の敵を倒していくいたってシンプルなRPG。ただ、メインとなる三つのマップには順番の指定がなくどのマップから進めてもいい事や、ヒロインの育成等は自由度が高く、プレイヤーを楽しませる作りになっていたかなと。

シナリオは単調且つあっさりとした終わり方をしていたのでまあまあといったところ。個人的にノーマルエンドも結構好きで、切ないながらもこの作品観に合っていたと感じましたね。

ちなみに一番好きな変態はタコヤキです!

 

椿とワンルーム -絆きらめく恋いろはSS-

FDが出て今度はSSか…などと少しネガティブな気持ちで臨んだわけだが、これが予想以上にしっかりと物語になっていました。まあ、戦闘が最初の一瞬(しかも立ち絵のないモブ)であったり、未だにライバルであるという葵との会話はSNSのみだったり、欲しかった要素はいくらでもあるけれど、後日談としては十分の出来。

カグヤとの一件が終わって、結婚もしてようやく二人きりで静かに過ごす時間できた。それを表すかのように余裕のあるやりとりを多々見せてくれる。案外ボリュームがあって、数十分で終わりなんてことも覚悟していただけに驚きでしたね。この価格帯でこれくらいやってくれるのは嬉しいです。

 

しおんとワンルーム -絆きらめく恋いろはSS-

椿とは違ってこちらの場合、結婚はおろか同居すらもしていない状態なので、成りたての恋人といった感じの会話を見せてくれる。彼女の作ってくれた手料理に感激し、一方の彼女はそうやって感激する彼氏を見て笑顔になる。大変に幸せな光景が広がっていmした。

また、話自体は二人の会話メインで進行していくのですが、その中で友人たちの話題が挙がったりもしていたのが個人的に嬉しい。彼女にメイド服を強く推してくれたということで、シアと都子さんの名前が出たのが個人的に嬉しかったですね。

「殿方はメイドさんが好きなものです」やっぱり都子さんなんだよなぁ、よくわかってらっしゃる。

 

ヒーリング・デイズ ~年の差彼女との甘々生活~

年の差彼女との甘々生活ということで、少し上のお姉さんと恋愛なのかなと思ったらだいぶ年上とのことで心底驚きました。旦那さんは亡くなっていて、海外留学している娘までいるという。

旦那さんが亡くなっているので、やはりそのあたりの話も盛り込まれていましたが、そんなに拗れていなくて安心しました。これに関しては生前に約束をしてくれた旦那さんグッジョブとしか言い様がない。旦那さんは可哀想だけれど、これまで女手一つで育ててきた事を考えると、そろそろいいでしょう。

大きな不満としては「主人公と容姿が似ている」という設定が要らなかったかなと思います。何のプラスにもならない。

 

彼女がアイツで、俺はだれ!?

共通パートは基本、前世を盾にガンガン迫ってくる女達との日常を楽しむといった感じで、そこに面白さは一ミリも存在しません。ですが、個別ルートは少し毛色が違っていた。

選択肢によってヒロインのルートに分岐すると、待ってましたと言わんばかりにえっちシーンのラッシュが始まる。まあ残念な気持ちになりましたが、こうなることは予想していました。だからもうこんな感じの雰囲気でエンディングまでいくのだろうなと半ば諦めを感じていたのですが…華蘭ちゃんがやってくれました。

前世と現代のギャップに苦しみ、悩んだ末に彼女が出した答えとは...まさかこんなに好きなタイプの話が来るとは思わなかったです。これだから新作買いはやめられない。

 

 

全体を振り返ってみるとやっぱり弱めでしたが、個々に見てみるとそれなりに好きな作品もありました。

八月の新作に期待です。