幸福の先への後語り

えっちなゲームが好きなおたくの戯言

【2023】えっちげーむランキングBEST20

2023年も終わりということで、今年も2023年に発売された作品たちを振り返りながらランキングを作ってみました。

振り返ってみると、すごく新作を追うのが楽しい一年だったなぁと思います。上半期に良い作品がポンポン出たと思ったら、下半期もそれらに劣らない作品たちが次々と出てくる。こんなに嬉しいことはないですね。

特に下半期はスタートとゴールで、それぞれ非常に自分好みの作品に出逢えたりもしたので楽しかったです。細かく見てみると微妙な月もたしかにあったのですが、ここ五年くらいの中だと一定間隔で出来の良い作品が出ていた印象です。

まあ年の終わりにちょっとした騒動があったりもしましたが、私としては良きエロゲーライフを送ることができた一年だったなと思います。

 

今年発売した作品の中で私がプレイしたのは187本(非18禁含む)でした。去年と比べると30本ほど増えていて、自分の中でもそれなりに満足のいく本数やることができたなと。夏コミの同人ゲームを消化したのが大きかったですね。このくらいあると母数としても良い感じです。

さて、それではランキング形式で作品を紹介していきたいと思います。

 

 

 

 

第20位 INNOCENT RULES    ブランド名:リーフジオメトリ(同人)

SEQUELシリーズで有名なリーフジオメトリさんの最新作。同人RPGなので少しマイナーよりかもしれませんが、間違いなく面白い作品でした。

世界観は中々ダークで、簡単に命が消費される種族や、家族を化物に変えられてしまった者、それからとんでもない裏切りをされた者などが存在します。控えめに言って明るい世界観を持つ作品ではありません。しかし暗いまま話が進行していくのではなく、そのどれもが最終的に希望に照らされることとなるのが本作の魅力なのです。

現在はSEQUELシリーズの最新作を開発中とのことで、そちらもかなり楽しみですね。

 

 

第19位 姫の楽園    ブランド名:サキュレント

短いスパンでコンスタントに良作を出してくれるサキュレントさんの作品ですね。最近の傾向からまた少し抉ってくる系かなと思ったら、すっっっごくやさしい作品で心が和みました。痴者の夢とかも大好きだったので、またこういう温かい系の作品を出してくれたことがとても嬉しいです。

ただ、サキュレントさんはこの作品で一旦、ADVの制作をやめるとのことのなので、読み終えた後はちょっとした寂寥感もありましたね。本当にどうして.....と嘆きたいですが、また戻ってきてくれることを信じています。

 

 

第18位 千年の魔女(非18禁)    ブランド名:    竹関工房

上半期にやり忘れていた作品です。本作は純粋なサウンドノベルであり、基本的に文章のみで進行していきます(ちょっとした絵はあります)。そのため、慣れていないと読みにくいかもしれませんが、読む価値は大いにあります。プレイ時間も3~4時間ほどなので、サクッと読めます。

本当に恐ろしいのは魔女でも魔法でもない、盲目な人間たちでした。時には目を瞑りたくなるような場面もあって...それでも最後まで読むと非常に心が満たされます。

ちなみに一番好きな登場人物はミーアです。

 

 

第17位 ボク達をつなぐモノ ~暁天の章・前編~ ブランド名:seL project

暁天の章・前編です!.......かなりマイナーな同人ゲーム且つシリーズものなので、プレイしている人は少なそうですが今作も非常に面白かったです。ざっくり言うと今回は過去編で、一つ前の時代の四代目護人達について語られます。

四章にして全く知らないキャラクター達が多数追加されたので戸惑いはあったものの、きちんと彼等に愛着が湧くように作られており、共に生活し、共に磨き合いながら絆を深めていく彼等を眺めるのはやはり楽しかったですね。

後編の制作応援してます!

 

 

第16位 あまつそらに咲く ブランド名:studio aila

ようやく完成版が出たということで、VER2.0をプレイした時点で本策に期待を寄せていた自分としては、まず無事に完成してくれた事実がとても嬉しかったです。ただの青春学園モノではなく、ほんのり苦みを残しつつ読み手の心を揺さぶってくれる。同人ノベル界でこういった作品が出てきてくれるのは本当に嬉しい。

さて、完成版となる本作では既存のルートに加えて、沙希ルートと実質グランドルートとなる楓Bルートが追加されています。グランドルートは勿論のこと、沙希に関しては共通ルートや他ルートをやった段階でかなり好印象なキャラクターだったので、ルートの追加は歓喜の一言。

で、沙希ルートをプレイしてみた感想としては、沙希というキャラクターを一層好きになれるようなシナリオが用意されていたなぁと。ただいつも巻き込まれているわけではなく、彼女自身もあのグループが好きなのだと、そんな感情が様々な場面で伝わってきました。この作品において私のトゥルーヒロインは間違いなく彼女でした。

 

 

第15位 カルタグラ《REBIRTH FHD SIZE EDITION》    ブランド名:Innocent Grey

2005年に発売されたカルタグラのリメイク作品。肝心なのはただのリメイクではなく、新規シナリオが追加されている点です。内容は影の主役とも呼べる彼女について掘り下げられています。

無印をやった頃から彼女の事が大好きだったのもあって、嬉しさと不安が入り混じりながらのプレイになりましたが、新しく用意された彼女の結末(複数)は色々な意味で心を抉ってきました。「海の影」が大好きです。

 

 

第14位 恋にはあまえが必要です    ブランド名:HOOKSOFT

HOOKの最新作です。ちょっと大丈夫かと思うタイトルでしたが、しっかり面白かったです。主人公視点でヒロインの好感度を稼いで何となく告白して終わりではなく、パートの合間合間にヒロイン視点を差し込んでくるのが非常に良かったですね。

また、付き合った後にも二人の関係をより尊いものと感じられるような素敵なお話が用意されていた点も嬉しくて、そこに関しては想像していたものを超えてくれたなと。掘り下げる必要があるところと、掘り下げる必要がないところの判断がしっかりしている点も流石です。

 

 

第13位 ハッピーライヴ ショウアップ アンコール!!    ブランド名:FAVORITE

自分の中で本編に対する評価があまり高くなかったのもあって、正直あまりに期待はしていませんでした。しかしながら、本作はハッピーライヴショウアップという作品そのものを見る目が変わってしまうくらいに良く出来ていました。

ミヤビのエピソードの出来がまず良く、そこだけでも満足と言えるほどでしたが、エピローグが本当に良かったですね。本編で感じた引っ掛かりが綺麗に取れていくような、気持ちの良い感覚でした。

 

 

第12位 KUMA Mercy the Bear. ブランド名:non color

『non colorの新作が出る』、これを聞いた時の衝撃たるや。嬉しさのあまり飛び上がるとは本当なのだなと、身をもって体験しました。

読み始めてまず最初に感じたのはテキストの面白さ。わかってはいたけれど、やはり独特で読み進めるのが楽しくなってしまう。主人公のゴボウとクマの温度差もまた会話劇を面白くしていて、雑な物言いをするクマに対し、必死に自身の考えをペラペラと並べる主人公が滑稽で眺めていてとても楽しかったです。

内容としては短めであるし、感動や驚きをダイレクトにぶつけてくるような作品ではない。ですが、同人らしく、non colorらしい一作に仕上がっていたと思います。

 

 

 

第11位 終遠のヴィルシュ -EpiC:lycoris-   ブランド名:オトメイト

終遠のヴィルシュの続編です。その辺の美少女ADVのファンディスクを嘲笑うかのボリュームで、かなり集中してやったにもかかわらず二日ほどかかりました。良かったのは量だけでなく質も伴っていた点ですね。特にシアン様の後日談は素晴らしかったです。

厳しい言葉を使いながらもセレスを誰よりも大切に扱い、愛しているシアン様を見て、もう目がハートになってしまいました。思っていた以上にセレスの言葉を肯定する場面が多いのがまた萌える。プロポーズも六人の中ではダントツでかっこよかったです。

 

 

 

第10位 GAMMA DIMENSION ~ALPHA&BETA FAN DISK~ ブランド名:Liar-soft

ALPHA-NIGHTHAWKとBETA-SIXDOUZEのファンディスク。歴史と共に歩む長寿種のネオフェネック「ナユタ」と、知性を獲得したAI「イライザ」を軸に語られるシリーズ新しいエピソードが収録されています。

BETA-SIXDOUZEで感じた紡がれることの美しさは今作でも健在であり、BETA-SIXDOUZEが刺さった自分としては高評価せざるを得ませんでした。ライアーにはこれからも業界を引っ張っていってほしいですね。

 

 

 

第9位 さいきょー☆えんじぇる ザラキエル!    ブランド名:くじらぼ。

くじらぽ。さんから出ているオルレス大陸シリーズの三作目で、ザラキエルという天使の少女を軸に語られる群集劇です。シリーズものなのでラストエンブリオ→楽園のアルテミス→ザラキエルの順にやることをおすすめします...というか必須です!><

ザラキエルというキャラクターがまず素敵で、彼女を囲う仲間まで良い人ばかりときたら楽しくないわけがなくて、彼女たちのちょっとした会話を見守るのすら幸せでした。また、過去作の出来事を活かしてくる話がいくつかあったのも嬉しかったですね。

次作も楽しみにしています。

 

 

 

第8位 ヒラヒラヒヒル   ブランド名:ANIPLEX.EXE

企画・シナリオ、それから音楽担当に惹かれ、発売の時を密かに待ち望んでいた作品。本作は「風爛病」と呼ばれる架空の病と戦う人々の物語を描いたものであり、風爛病の治療に情熱を燃やす青年「千種正光」と風爛病と強い関わりを持つ学生「天間武雄」の二人の視点で進行していきます。視点の切り替わりはとても丁寧で、各章の表記などを見るにユーザーへ配慮してくれたのかなと思う。

ボリュームとしてはそこそこくらいですが、中身は詰まっていて自分が好きな要素、好きになれる人物達もしっかり存在したので満足度は高かったです。実力のあるライターさんなので期待してなかったはずはないのですが、予想外に自分の好きな部分を磨いてくれたので少し驚きました。

「千種正光の章 十二」が特に好きです。何回読んでも良い。

 

 

 

第7位 アマカノ2+   ブランド名:あざらしそふと

アマカノ2の続編であり、前作で恋人関係になった三人のアフターストーリー+新規ヒロインの4つのルートが用意されています。アフターと言ってもいちゃいちゃして一時間程度で終わるような内容ではなくて、しっかりボリュームもあるのが嬉しいですね。

何と言っても結灯ちゃんルートが良かったです。スキンシップの激しい咲来への嫉妬から始まり、部屋でエロ本を見つけてとんでもなく不機嫌になったり、言動一つで笑顔から軽蔑に切り替わる。それでこそ私の愛した女だと、つい嬉しくなってしまうくらい激重で愛らしい姿を見せてくれました。

 

 

 

第6位 神の国の魔法使い EP4   ブランド名: ねこねこソフト

神の国の魔法使いシリーズついに完結という事で、長かったような短かったような。EP1の時は考えもしなかった方向に話が分岐していき、この先どうなっていくのかわくわくしながら読んでいましたが、読み終えた今振り返ってみると実にねこねこらしい良さが詰まった作品でした。

終盤は若干駆け足気味で、恐らく物足りなさを感じたユーザーもいるのかなと。しかしながら、ねこねこが好きであれば間違いなく刺さる作品に仕上がっていました。海外進出しても自分の色を失わずに突き進んでいってくれるのはファンとして本当に嬉しいし、これからもついていこうと強く思いました。

 

 

 

第5位 魔女の処刑日 ~最愛なる夜明けへ~ 後編    ブランド名:禁飼育

「魔女の処刑日 ~上弦の月は私を見下し~ 前編」の続編であり、禁飼育さんの同人ゲーム最終作でもあります。

相変わらず容赦なく幸せな空間を切り裂いてきますが、本作は間違いなく「やねこを救う物語」でした。前編の時から彼女と関わりの深かった人物達、彼女を通してさらに輝いていく。作り手の熱と愛が込められた作品に仕上がっていました。

また、異端審問官の愛寂が好きな身としては嬉しいお話も用意されており、本編と同じくらい泣きました。背いて走り出してくれてありがとう............。

 

 

 

第4位 月の女、河の天使、神めくとき。  ブランド名:サキュレント

またまたサキュレントさんです。あらすじを見る限りまあ好きになりそうな予感しかしなかったのですが、蓋を開けてみると想像以上に世界が広がっていました。

決して心が温まる作品ではないことはわかっていたし、身構えてもいたのだけれど、勢いを殺すことすら出来ずにくし刺しにされたような感覚でした。こんなに全力で向かってきてくれる同人作品は久しぶりだったので、恐ろしさと喜びが入り混じる複雑な心境でしたね。

間違いなく人を選ぶし、恐らく誰もが皆絶賛するような作品ではない。けれど、私にとって本作は名作以外の何物でもなかったです。

 

 

 

第3位 愛病世界Iゼーメンシュ-After/Beforemath-   ブランド名:東堂 前夜

2017年に発売された「ゼーメンシュ-Aftermath-」のリメイク作品。リメイクでありながら愛病世界シリーズファン向けの追加シナリオがあるということで、公開される瞬間を待ち望んでいました。

裏ルートは完全に愛病世界シリーズ完走者向け(シリーズをやらずに裏ルートに足を踏み入れてしまったら後で後悔するレベル)でしたが、もうとんでもなかったです。まさかここまでやってくれるとは思っていなかったので凄く嬉しいし、作り手には感謝してもし切れない。

幸福に満ちた時間をありがとうございました。

 

 

 

第2位 妹と彼女 それぞれの選択    ブランド名:Waffle

『初めての彼女』のライターさんの新作ということもあり、かなり楽しみにしていたのですが、限界まで伸ばしたハードルを簡単に飛び越えていくほどに強烈な作品でした。

振り返ってみると近親愛モノでも三角関係モノでもない、もっと優しくて温かい物語だったなぁと。すごく自分好みの物語でした。

何より女の都 満月というヒロインの存在が大きかったです。彼女を目で追うたびに嬉しくなったり悲しくなったりしていました。彼女との出会いに感謝。

 

 

 

第1位 サクラノ刻 -櫻の森の下を歩む-    ブランド名:枕

2023年度のナンバーワンはやはりこの作品でした。2位の作品も他の年であったら1位だったかもしれません。

一つの物語からではなく、いくつもの物語がそれぞれの色を持ち、輝き続けてくれた。だからこそ、ここまで強く惹きつけられ、胸を打つ作品になったのでしょう。数多の登場人物たちが私にたくさんの幸福を与えてくれました。

そして、最後に光を当てた物語もまさに大正解です。私が読みたかったもの、知りたかったことが詰まっていました。こんなものを書けるのであれば何年だって待ってしまいます。

歴史に名を残すであろう傑作でした。

 

 

 

 

 

<終わりに>

振り返ってみると、やはり充実した一年だったなと。特にベスト5の作品はこうして文章を書いているだけで思いがこみ上げてきました。

また来年も素晴らしい作品に出逢えると嬉しいです。

 

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。