幸福の先への後語り

えっちなゲームが好きなおたくの戯言

【2022】えっちげーむランキングBEST20

 

2022年も終わりということで、今年も2022年に発売された作品について好きな順でランキング化していきたいと思います。

なお、今回のランキングでは移植版、先行版、その他ファンクラブ限定作品等はランキングに含めないものとなっておりますので、予めご了承ください。また例によって18禁、非18禁に関係なくランキング化しています。

まずはじめに母数について、2022年に発売された作品の中で私がプレイした作品は158本でした。上半期までのランキングを作った時点では、かなり手応えが良かったのもあり、逆に下半期に失速していかないか少し不安でした。

でも決してそんなことにはならなくて、期待していた作品がちゃんと面白かったり、いきなり発売された作品が会心の出来だったり...。

まあ中には皆の期待を裏切り発売されない&再延期した作品なんかもありましたが、概ね良い下半期だったのではないでしょうか。とても楽しいエロゲライフを送らせていただきました。

少し話が逸れますが、旧作に関しても良い作品たちに巡り会えた一年だったので、本当に悔いなんて言葉が一切浮かんでこない一年だったなぁと。中には100本に1本クラスの名作にも出逢えて...幸せでした。

 

とまあ前置きはこのくらいで本記事のメインであるところのランキング結果について発表していきたいと思います。

それではランキングの方へどうぞ!

 

 

20位 神の国の魔法使い EP2(非18禁)

ねこねこソフトの最新作。EP1をやった時点ではまあ準備段階だなといったところで、読む上での面白さはあまりなく、イモウト様やらサツキちゃんを愛で楽しむ作品でした。しかしながら、EP2は違います。

話が動き出すだけでなく、キャラクターの魅力を殺さず生かすような、実にねこねこらしいやりとりが描かれています。気付けばこの神魔法シリーズのことを大切に思うようになっている自分がいました。

次作はどういった方向に話が進んでいくのか、また今回出た新キャラ達はどのような活躍を見せてくれるのか、楽しみで仕方ありません。

 

19位 イハナシの魔女(非18禁)

記念すべきC100で発売された同人ゲームですね。カガミハラが好きだったのもあって、不安はあまりありませんでしたが、初っ端から自分好みのヒロインちゃんが登場して動揺したのをよく覚えています。リルゥが本当にかわいいです。

良かったのが三つのお話は独立せずに続いている点で、前のお話で築き上げた関係を次に活かしていくような作りがとても好きでした。誰が好きと言うよりは最終的に皆の事を好きになる、そんな作品です。

 

 

18位 放課後シンデレラ2

放課後シンデレラの第二弾ということで、今回もまあ可愛らしいヒロインが揃った作品に仕上がっていました。中でも寧々ちゃんは大変、大変魅力的な女の子で、物語の中盤以降で実はただの寂しがり屋さんだということがわかると、あとはもうただただ愛おしいだけだった。

他にも魅力的なヒロインはいましたが、自分は絶対に彼女を愛してあげたいと、そんな事を思うくらいには彼女にどっぷりでしたね。

 

 

17位 Dreamin'Her -僕は、彼女の夢を見る。-

LIFE0さんの最新作であり、発売前の情報では前作、前々作とは違い今度はやや短めの作品だとのことでした。最初こそ漠然とした不安がありましたが、内容はまとまっていて、しかも最終的に自分好みの方向に話を持っていってくれたので、ホッとしましたね。

素敵なキャラクターに出逢えて、物語も彼女を潰したりはしなかった。その事実がただただ嬉しくて、この作品をやって良かったと心底思いました。

 

 

16位 AMBITIOUS MISSION

サガプラさんの最新作。この作品はまず怪盗部の空気感が良かったですね。立場も目的もばらばらの人達が集まったのもあって、はじめは動きに一体感がなかったりしますが、各ルートの終盤を迎えるころにはしっかりと連携できている。そこが好きでした。

あとはあてなちゃんですね。見た目以上にしっかりしている子で、自身の足について「この足も含めて私の人生」と言ってくれた時は思わず唸りました。本当に素敵なキャラクターです。

 

 

15位 アマナツ

ざらしそふとの最新作で、今回は夏の田舎を舞台にした恋物語。都会からやってきた主人公が慣れない地で段々と繋がりを形成していく...というお話でした。この作品は田舎の雰囲気なんかも勿論良いですが、何よりヒロインの和葉ちゃんがドストライクでした。

すぐに暴言を吐いたり、目が合うとキッと眉を吊り上げたり、何ともまあ気難しい女の子に見える。が、その実とっても優して世話焼き...こんなのどうしたって好きになってしまいます。

 

 

14位 グリザイア:ファントムトリガー 08(非18禁)

シリーズ最終作ということで、どうなるのかなぁといった感じでしたが、綺麗にエンディングを迎えてくれましたね。すごい展開を見せてくれるというわけではありませんが、やってほしいことをしっかりとやり遂げてくれる。そこが評価ポイントでしたね。

また、バッドエンドの後味が悪すぎるのも本作の隠れた魅力かなと思います。某ヒロインの末路なんかは辛くて目を背けたくなりました...。

 

 

13位 搾精病棟 ~凶悪なる看護師長が支配する病院の深淵へ潜入捜査~

こちらもシリーズ最終作。脱法ドラッグをパイプに反射組織と繋がる看護婦長一派に、ヤマダと下っ端ナース達が協力し、立ち向かうという熱いストーリーが描かれていました。今まではいじめられるヤマダを見て笑うといった楽しみ方をする作品でしたが、今作は違うのです。

幕の下ろし方も実に好みで、最後に見られる光景なんかはなかなか感慨深かったですね。そして、最後まで屑だったクロカワさんがツボです。

 

 

12位 学園淫奇譚 〜かおり憑きの少女〜

スタジオ零から発売された作品であり、またタイトルにも「淫奇譚」とあるのでまあシナリオメインではなくエロメインの、所謂抜きゲー枠だろうなと思っていましたが...今年一のダークホースでした。

二章が始まると、あとはもうただただシナリオが面白いし、ヒロインにぞっこんになります。まさに「かおり憑き」という言葉が相応しい作品でした。興味を持った方には是非やってもらいたい作品の一つです。

 

 

11位 BLACK SHEEP TOWN(非18禁)

長い間、音沙汰がなく急に動き出したと思ったら、いきなり発売が決まってと驚きの連続でしたね。そして、物語もちゃんと濃密で面白いから凄い。序盤は情報が散り張っているが故に面白さがわかりにくいですが、過去編や視点の切り替わりを繰り返すごとに鰻登りに面白くなっていきます。

好きなお話が多すぎますが、中でも太刀川先生灰上姉妹&コンチュイ陣営の話は印象深いですね。個々のやりとりの中に込められたキャラクターの想いに気付くと、自然と涙が出ます。

 

 

10位 ねこねこ20周年記念ディスク(非18禁)

30分にも満たない程度のボリュームの話がいくつか入っているのですが、中には原作の正当な続編、もっといえば原作既プレイ者必須のエピソードが書かれています。特に Scarlett みずいろが好きな方は絶対にやった方が良いと自信を持って言えます。

先日、ファンクラブ会員用にとどいたおかえしディスクといい、ねこねこソフトは本当に優しくて温かい物語を届けてくれる...。

 

 

9位 魔法戦士 FINAL IGNITION

魔法戦士シリーズ最終作。かつて封印したはずの魔王が復活するという、ファンであれば叫んでしまうような心躍るお話になっています。

シナリオについては正直、思う所もあったのですが、とあるルートの内容がかなり私好みだったのでこの順位にしました。自分の幸せでなく、他人の幸せのために戦うことを選ぶ...彼の成長に惜しみない拍手を送りたくなりました。

 

 

8位 1/1彼氏彼女

最初に登場したヒロインが最大値かと思いきやさらに好みのヒロインが次々と現れ、最終的に最も好きになったのは三十路恋愛経験ゼロ母親と団地住みヒロインでした。もう本当に面倒くさくて、ため息が出るほど愛らしい女の子です。

学生時代からの夢も叶えて、自分の人生に満足している女にまた一つ求めるものができた。そして、その願いが叶ったらきっとまた求めるものが増えていくでしょう。そうやって彼女にはこれからも人生に彩を加えていってほしいものです。

 

 

7位 fault - StP - LIGHTKRAVTE(非18禁)

faultシリーズの最新作。faultシリーズとは「少年漫画を少女達でやる青年漫画調の冒険譚」をコンセプトとした全年齢対象ビジュアルノベルで、映画のようなテンポと演出で、主人公達が出会う人々とのヒューマンドラマが魅力の作品です。

物語自体は短めですが、流石はfaultといったところ。その圧倒的な演出力で何度も私の心を掴んでくれました。本編の続編が待ち遠しいです。

 

 

6位 蒼の彼方のフォーリズム EXTRA2

いつ振りだよと誰もが思った蒼かなの続編ですね。正直、期待薄でプレイしてみたわけですが…本当に驚いてしまうくらい熱く滾る物語が描かれていていました。

みさきの試合は勿論ですが、紫苑と真藤の試合が熱くて熱くて...やっぱり男と男の戦いは最高だなと恍惚とした表情を浮かべながら眺めていました。二人の気持ちの強さと、彼らを応援する声で何度も泣きそうになりましたね。

 

 

5位 ヘンタイ・プリズン

Qruppoさんの新作でまあ期待以上のものを見せてくれました。どのキャラクターが好きとか、そんなことを考える暇もありません。目に映るほとんどのキャラクターに魅力があって、その上で自身の役割を全うしてくれる。こんなに全体が生き生きとしている作品は久しぶりでした。

こんな作品が年はじめに出てしまうから凄いです。「この作品が一番面白かった」と言われても素直に頷いてしまうような、そんな納得の面白さを内包した一作でした。

 

 

4位 AI: ソムニウムファイル ニルヴァーナイニシアチブ(非18禁)

AI: ソムニウムファイルの続編であり、今作も前作同様にソムニウムパートと捜査パートがあります。ゲーム性については正直、意見が分かれそうではありますが、私は好きですね。

で、シナリオの方はと言うと...すごく読み応えがあって面白かったですね。前作と比較すると多少は堕ちるかもしれませんが、それでも充分すぎます。あとはやっぱりどうしてもギャグテイストなので、ドシリアスを期待すると肩透かしを食らうかもしれません。ただまあ、それをマイナスに感じたとしても様々な魅力が残る作品だと私は思います。

 

 

 

3位  おそ咲きの花

毎度毎度、素晴らしい作品を出して下さるsucculentさんの七作目。キャッチコピーを見た時点で好みのシナリオに仕上がっているであろうことを確信しました。ああいう短いフレーズでここまで興味を引いてくれるのは流石の一言。

で、やっぱり凄かったです。心の髄までややこしさで満たされた彼女はやがて、自分が紫雨の横に立つに相応しいのかを考え始める。そして、彼女が出した答えは…もう大大大好きでした。

 

 

2位 終のステラ(非18禁)

高めの期待すら悠々と超えてきてくれた。好きなジャンルとはいえ、この手のジャンルの作品はノベルゲームではそう珍しくありません。それでも声を大にして言いたくなるほどにシナリオ構成、人物の造形及び関係性、そして物語が迎える結末も含めて大変に自分好みに仕上がっていました。

下半期の中では一番面白い作品だったかなと思います。

 

1位  EVE ghost enemies(非18禁)

2022年で一番面白かった作品は...やっぱりこれですね。振り返れば振り返るほどライターさんの実力に慄くばかり。冷めるようなことは絶対にしない。読み手を泣かせて、そんでもって目一杯喜ばせてくれるんですよね。

前作がかなり面白かったのに、それすらも超えてくる。文句なしの1位です。