幸福の先への後語り

えっちなゲームが好きなおたくの戯言

機動戦士Gundam GQuuuuuuXの感想とか

テレビでやるからいいかと今まで見ずにいたのですが、二週目の特典が豪華だったのでついつい見ちゃいました(チョロい)。原画集とか小冊子が特典だと嬉しいですよね。

見てきた率直な感想としては「ワクワクはしないけれど、楽しかった」になりますかね。映画自体がわかりやすく前半後半に分かれていたので、前半後半で感じたこと、考えたことを分けて綴っていこうと思います。また、以降はネタバレ全開の内容となっていることをあらかじめご承知ください。

 

 

 

まずは前半パートについて、いや驚きましたね。そりゃあ驚きますとも...。

っぽい人がでてきたなと思ったらご本人で、しかも見覚えのある連中までいる。ファースト~逆シャアまで見ている身としては、声にかなり違和感を覚えましたが、まあその辺は仕方ないです。斉藤壮馬くんがイケボすぎて全く合っていないのがちょっとおもしろかったです。

映像はまあ面白いですよねぇ。シャアがスッとガンダムに乗り込んで、ガンビット動かして無双して、楽しそうに宇宙を巡回している。まさにこんな光景誰が予想できたでしょうと言った感じで、おじさんたち歓喜のアニメーションが目の前に映し出されていました。制作陣のおじさんたちがウキウキで会議している様が容易に想像できます。

 

一方で新規層はどう感じたのかを考えると、複雑な気持ちにもなりました。きっと多くの新規層の前半パートの感想は「わからなかったけれど、楽しかった」になるかと思います。確かに初っ端からMS同士の戦闘が行われるので、見ている分には楽しいかもしれませんが、内容は老人たちを楽しませる...というか老人たちが楽しんで作ったものなので、本当に心から楽しめているのかと。

少し意地悪な話をすれば、「わからなかったけれど、わかったらきっともっと面白いんだろうな」と考えた人が多いのではないでしょうか。それを"楽しい"と肯定できる人間ばかりなら別にいいですが、私は肯定できない側の人間なので、「わからなくても楽しめる作品」として新規層に勧めたりするのはどうなのかなと。

てな感じで前半パートに関してはオタクとして楽しんだ一方で、疑問や危機感も抱きました。

 

 

 

さて、次は後半パートについて...

マチュちゃんが超かわいかったです!!!

...というのは冗談ではなく本当の感想で、マチュがかなり魅力的な主人公で驚きました。表情豊かで容姿も可愛くて、かと思ったら極めて感情的な理由でガンダムに乗り込んで、初見操作で二機も撃破して...こんなの好きにならないわけがないです。

目の前に転がっている機体の方が強そうだからと、コックピットから飛び降りてサクッと乗り込んでしまうのもガンダム主人公らしいキチガイさがあっていいですよね。挿入歌「Plazma」が流れるタイミングも合っていて良かったです。

やはり戦闘スキルが高い主人公は見ていて気分がいい。終盤の斧誘導→斧避け→同士討ちの流れなんかは痺れました。やはりガンダムの主人公はこうでないと。オメガサイコミュ頼りではない強さがちらほら見れるのが嬉しかったです。

赤髪、ニュータイプ(おそらく)、前半パートの存在から、どうしてもあの人が浮かんでしまいますが、まだ序盤も序盤なので関りがあるかどうかはわかりませんね。ただ、いつ「俗物!」と言い出すのか気になっていたガノタは多いと思います笑。

 

といった具合で主人公周りの話は素晴らしかったと思うのですが、ストーリー展開は少し雑だなと感じました。先行劇場版ということでカット部分が多いのが原因だとは思いますが...。

あとは読んでいて先が気にならないというか、名作アニメ特有のワクワクがありませんでした。前半パートと絡めて見ると、それなりにそそる点もあったりするのですが、あまりにもそこに頼りすぎて若干冷めてしまう瞬間があったんですよね。もっと新しいガンダムを期待していた身としてはどうしても...。水星の魔女はその辺頑張っていました。

戦闘シーンの挿入歌の多さも気になりました。というか正直うんざりしました。前述したマチュがジークアクスに乗り込む場面で流れるのは良かったのですが、それ以外は不要だったかなと思います。ただ、この辺は最近の映画のトレンドでもあるので、仕方がないのかなぁと。2016年に公開された某映画が悪い。

 

 

 

てな感じで後半パートに関してはまだまだこれからだなと。ただ、感情としては「先が気になるから続きが早く見たい!」ではなく、「映画見ちゃったし続きも見るか」に近いです。

まあ何はともあれ楽しかったのは事実ですので、見てみて良かったと思います。

マチュちゃんのフィギュアほしい。